オモチャの番人! 安全を支える「RoHS指令対応マーク」とは?

   季節はまもなくクリスマス。子供をもつ親にとっては玩具やゲーム機を選ぶという嬉しい?悩みが増えるシーズンでもある。

   そんな玩具は、子供がケガなどをしないようにと、材質や強度、有害物質の有無など安全性を確保するための基準やルールが設けられている。しかし、基準内容が国や地域によって異なりそれが原因で問題となることがある(関連記事:中国製玩具から鉛など検出、23万個を自主回収)。

オモチャのイメージ
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日本でも表示マークがある

   そこで、そういった問題を回避するために、メーカーや輸入業者に対し自国のルールの適用を義務づける国が増えている。例えばEUでは、輸入販売製品全般に、第三者機関の試験で有毒化学物質が非含有だったことを証明する「RoHS指令対応マーク」の取得を義務づけている。

   日本では、「RoHS指令対応マーク」は安全性を示すお墨付きとなることから、日本の玩具メーカーや家電メーカーなどでも多く採用されている。本来は輸出用マークだが、国内で販売される玩具にも表示している。子供への安全を重く見るのであれば、たとえばフィギュアやプラモデル、ゲーム機などにマークがついているかどうか、チェックした方がいいだろう。

安心・安全を支える仕組み

   こういった表示マークには、「認証機関」と「化学試験場」が不可欠だが、そこの厳密さを担保するのが公益財団法人日本適合性認定協会(以下、JAB)だ。

   JABは、国際規格を用いて認証機関、試験所を調査・認定しており、この認定によって私たちが普段目にする表示マークの安心・安全が支えられている。

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