大手キャリアの値下げ攻勢に対抗! 「イオンモバイル」データ通信大容量プランを大幅値下げ
イオンリテールは2016年9月28日、MVNOサービス「イオンモバイル」の料金プランを一部値下げすると発表した。「音声通話プラン」「データ通信プラン」「シェアプラン」の全3コースのうち、データ通信容量が20GB以上のプランが対象。10月1日から実施する。
【音声通話プラン】
・20GB:5980円→4980円(1000円値下げ)
・30GB:7980円→6980円(1000円値下げ)
・40GB:1万800円→7980円(2820円値下げ)
・50GB:1万4800円→1万800円(4000円値下げ)
【データ通信プラン】
・20GB:4980円→4480円(500円値下げ)
・30GB:6980円→6480円(500円値下げ)
・40GB:9980円→7480円(2500円値下げ)
・50GB:1万3800円→1万300円(3500円値下げ)
【シェア音声プラン】
・20GB:6280円→5280円(1000円値下げ)
・30GB:8280円→7280円(1000円値下げ)
・40GB:1万1100円→8280円(2820円値下げ)
・50GB:1万5100円→1万1100円(4000円値下げ)
※ページ内の表記はすべて税抜
SIMフリーの中でも評価が高いイオン
晋遊舎の雑誌「家電批評」2016年9月号の特集記事によれば、SIMフリー各社の中でイオンモバイルは「速い・安い・使いやすい」の3拍子がそろっているとして、唯一のS評価=1位に輝いている。全時間帯で安定した通信速度を誇り、価格面で業界最安級、全国に200か所以上あるイオン店舗で有人サポートが受けられ、解約手続きもしやすいのがその理由だ。大手キャリアの通信速度にはさすがに及ばないものの、コストパフォーマンスを重視する人にとって有力な選択肢となっている。
ところが今年9月に入り、ソフトバンクが「ギガモンスター」、KDDI(au)が「スーパーデジラ」、NTTドコモが「ウルトラパック」を相次いで発表した(参考記事:「ギガモンスター」にドコモとauも対抗! 大手3キャリアの「データ定額」おトクなのは?)。例えば「ギガモンスター」の場合、デー定額20GBが月額6000円、同30GBが8000円となっている。
大手キャリアは通常、基本プラン(音声通話分)やインターネット接続サービス料(ドコモだと「spモード」)がセットでないと契約できない。単純比較はできないものの、「そこそこ電話もかけるし、安定した速度でデータ通信が思いっきり利用できるなら、SIMフリーじゃなくていいかも」と考える人もいるだろう。
「大手キャリアを超えるサービスで業界最安級」を掲げる同社。今回の発表はSIMフリーの雄としての意地が垣間見える。ちなみに既存の契約者については自動で適用される。詳細は公式サイトまで。