福岡市博物館に朝から行列! その理由は...「へし切長谷部・日光一文字」の非売品クリアファイルを無料配布

   福岡市博物館(福岡市早良区)は2016年8月12、13日の2日間、オリジナルのクリアファイル「へし切長谷部・日光一文字」を無料で配布している。

   1990年にオープンした同博物館は、2016年7月21日に総来館者数1000万人を達成した。今回の無料配布は記念イベントの一環として行われるもので、各日とも常設展観覧者先着100人にプレゼントする。

クリアファイル「へし切長谷部・日光一文字」のイメージ(福岡市博物館の公式サイトより)
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ゲットできなかった人の救済措置は?

   クリアファイルは表面に「へし切長谷部」、裏面に「日光一文字」がそれぞれプリントされている。

   「へし切長谷部(へしきりはせべ)」と「日光一文字」はいずれも福岡藩の藩祖・黒田官兵衛ゆかりの名刀だ。日本の国宝に指定されている。江戸時代から昭和時代まで黒田家が家宝として伝え、現在は同博物館の所蔵品となっている。

   インターネットゲーム「刀剣乱舞」の影響からか、刀剣に興味をもつ女性が昨年から急増した。今年1月に「へし切長谷部」が展示されたときは、憧れの名刀を一目見ようと全国から大勢の「刀剣女子」が殺到し、1~2時間待ちの行列ができた(参考記事:Jタウンネット「『へし切長谷部』展示、福岡市博物館に大行列! 実物に刀剣女子も『格好良すぎ』」)。

   今回の無料プレゼントも多くの刀剣ファンの関心を集めている。1日目の8月12日、朝の7時前から整理券を求める人は列をつくり、配布は早々に終了した模様。2日目は土曜ということもあり、さらに大勢の人が早い時間から並ぶと予想される。

   入手困難な状況に嘆きの声をツイートする人も出てきた。

   「福岡なんて遠くていけないよ~」という人に朗報が。同博物館のオフィシャルブログによれば、17年1月までにクリアファイルの商品化を目指すという。今回の無料配布はテストマーケティングを兼ねているという見方もできる。

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