「新入り」を2か月間、手塩にかけて育てた結果wwwww
入社一か月で同期が軒並み脱落し、一本だけ残った「新入り」。
●入社1か月の「新入り」に元気が無い! 職場の風通しを良くしたら、うまく成長するのか
「J-CASTのど根性レタス」と名付け、この一本に福利厚生を全て注ぎこんで手厚く育てた甲斐あってか、彼はその後もしぶとく生き続けた。
「正直いっそ枯れて頂いて、早いところ連載を打ち切った方が......」
最初はそんな上司の風上にも置けないことを考えたりもしたが、なんだかんだでど根性レタスはなかなかへばらない。それどころか少しずつ葉を支える茎は太くなり、地道に葉の数を増やしていく。
「おおっ、まだ生きてるんだね」
他の編集部員からもそんな声をかけられるようになり、「よーしここまで来たら一本だけでも超立派なレタスに育てちゃうぞ!」という気持ちが沸いてきた。季節は梅雨まっさかり。発芽2か月目にしてようやく記者の心に芽生えた親心だった。
そして6月21日。出社すると、ついに葉っぱの一枚がレタス特有のトゲトゲした外見に変化していた。
「おおっ!微妙にレタスっぽくなっとるやんけ!!!」
小学生の時初めてプレイした「ポケモン金」で、最初に選んだワニノコがあとレベル1上げればアリゲイツに進化する、あのとき感じた胸の高鳴りにそっくりだ! ウキウキ気分で水をやり、プランターを社外の草むらに移動させて雨上りの日光に当てた。5時間後、プランターの様子を確認しに行くと、
「...おや!?レタスの様子が...?」
明らかに今朝の様子と違う。今まで雨に打たせた後に茎が細くなっているように見えた時もあったが、今回なんか萎れすぎていない?背筋に寒気が走り、恐る恐る葉に触れてみると
「ぎっ、ぎゃああああああ!!!!!」
一本レタスが根元からちぎれた。戻しそこねた乾燥ワカメのような残骸を良く見ると、葉がところどころ丸く欠けていた。
その日、記者は思い出した。
「自然界には捕食者が存在する」
ということを。Bボタンを連打(初期のポケモンはこれで進化をキャンセルできた)し、文字通り「若い芽を摘んだ」犯人はおそらく虫か鳥だろう。監督不行き届き、労災、民事訴訟......そんな言葉がグルグルと渦巻き、脳内に荒井由実の「ひこうき雲」が流れる。
こうしてJ-CASTサラダバープロジェクトはあっけなく終焉を迎えたのだった。
カス丸コメント:えっ、いまのポケモンって、Bボタン連打で進化キャンセルできないの? そっちの方が驚いたじぇい