趣味を楽しむ「進化系シェアハウス」増加中 サバゲーできるレジデンスも登場
家賃を節約するためにするものというイメージが強かった「シェアハウス」だが、「テラスハウス」(フジテレビ系)のブームなどで、積極的にシェアハウスを選択する若者も増えている。
最近では、ただ住むというだけではなく、同じ趣味を持つ仲間が集まり、ハウス内でその趣味を楽しめるような「進化系シェアハウス」も登場してきている。
ゴルファーが集うレジデンスはアウディ車を常備
2013年11月、東京・世田谷区駒沢に「ゴルファーズレジデンス」がオープンした。その名の通り、ゴルフ好きの人々が一緒に暮らし、ハウス内でゴルフを楽しめる、日本初のシェアハウスだ。
ゴルフシミュレーター、バッティングエリア、バンカーなどの設備があるほか、出張プライベートレッスンも実施。住人同士のコンペも開催され、仲を深めることもできる。
アウディA3スポーツバックとエルグランドの2台がカーシェアリングとして用意されていて、住人同士でコースに出向くことも可能だ。
東京・小金井市の「ソーシャルレジデンス東小金井」(14年3月オープン)には屋外コートが併設され、フットサルやテニスなどを住人同士で楽しめる。ダンスやヨガ、卓球、ビリヤードができる屋内スタジオも用意している。
チアリーダーやパイロット、ドラマーのレッスンも
今ブレーク中の「サバゲー(サバイバルゲーム)」が楽しめるシェアハウスも登場した。シェア・デザイン(東京・渋谷区)が手掛ける「シェアレジデンスたまプラーザ」(横浜市青葉区、16年5月オープン)だ。
中庭を簡易フィールドとし、無料貸出しの光線銃でサバゲーが楽しめ、郊外のフィールドまで出かける手間が省ける。光線銃メーカーのスタッフが出向き、サバゲー指導もしてくれる。
このほか、毎週日曜日に開催され、体脂肪率が2%下がった人に2万円キャッシュバックする、現役チアリーダーによる「美BODYレッスン」や、パイロットによるフライトシミュレーション指導、プロのドラマーによるドラムレッスンも行われる。
中庭にはバスケットゴール、スケボーランプ、ミニプールなども設置され、サバゲー以外にもさまざまな遊びを住人同士で楽しめる。
人付き合いが億劫という理由でシェアハウスを敬遠していた人も、趣味でつながった同居人とは楽しく共同生活できるかも。大人になってからの友達作りにもシェアハウスが効果を発揮しそうだ。