梨の妖精が3Dホログラムになって暴れまくる 3DCG舞台「レジェンドオブふなっしー」公開
VR(バーチャルリアリティ=仮想現実)の技術を使ったコンテンツ製作を手掛けるDMM.futureworks(DMMフューチャーワークス)は、千葉県船橋市の非公認キャラクター、ふなっしーとコラボレーションした舞台「レジェンドオブふなっしー」を横浜市の3DCG映像専用劇場「DMM VR THEATER(シアター)」で2016年6月30日から7月31日まで上演する。
6月2日に都内で行われた発表イベントではふなっしー(自称1874歳)とヒロインの「ラフラン」を演じるタレントの小島瑠璃子さん(22)が登場し、公開アフレコ収録を行った。
ふなっしー「今日の演技はプレス用なっしー」
15年9月にオープンしたDMM VR THEATERは「世界初の3DCG映像専用常設劇場」で、最新鋭のCG技術と目の錯覚を利用した「ペッパーゴースト型ホログラム投影装置」を駆使して制作した3DCG映像があたかもそこに存在しているかのようなリアルな演出を可能にする。初回公演では、ビジュアル系ロックバンド「X JAPAN」のギタリストだったhideさん(故人)をホログラムで投影したライブ映像を公開して話題を呼んだ。
レジェンドオブふなっしーは、ふなっしーが見習い剣士となって剣と魔法の世界を守るために奮闘するというストーリー。「いつも明るく楽しいふなっしーがRPGの世界に存在していたらこうなるのでは?」というコンセプトで作られたファンタジー長編舞台となっている。
全編約1時間で、ふなっしーは自分のセリフだけで収録に8時間もかかったという。
「最初のハリのある声から、後半はどんどん野太くなっていったなっしー。死ぬかと思ったなっしな」
今回が声優初挑戦だったという小島さんは、最初かなり苦戦したようで
「勝手も何もわからない状態で始まって。冒頭の10分間を収録するのに1時間もかかって、これ終わるのかなと」
と苦笑い。
イベントでは、ラフランとふなっしーが初めて出会うシーンのアフレコを行った。小島さんがふなっしーに演技のアドバイスを求めると
「基本的に小島さん器用だから、上手なっしな。ただ一つ注文つけるとすれば、少しナレーションっぽいとこがあるなっしー」
とダメだし。「もっとこう、感情を練り上げるようにびゃーっと!」と熱烈な指導を入れた。
全身を使って感情むき出しの演技を披露するふなっしーに、小島さんが「本番収録中もこんな感じでやってたんですか?」と尋ねると、
「あっ、いや本番中にこれやると怒られるなっしー。これはプレス用なっしー」
とぶっちゃけたトークで会場を沸かせた。
会場では舞台限定オリジナルグッズの販売も行う予定だ。