「バナナ×塩辛×クリームチーズ」って合うの? 居酒屋で「バナナお通し」が出されるワケ
夕食を取る前にバナナを食べることで体質改善につなげる「夜バナナダイエット」がじわじわと注目を集めている。この流れを受けて、東京都渋谷区にある居酒屋「居酒屋しぶやくん渋谷店」、東京都目黒区の創作和食レストラン「N_1221」がバナナを使ったお通しの提供を始めた。
出されるお通しバナナは揚げシラスをかけたり、塩辛・チーズクリームと和えたりとデザートではなく"おかず"として食べられるメニューだ。
夕食前に食べることで得られるダイエット効果に期待
食事の前に食物繊維や食物酵素を多く含む生フルーツを摂取すると血糖値が上がりにくくなり、また酵素の働きで消化吸収の効率が良くなる。バナナはフルーツの中でもミネラル、食物繊維などが豊富で、食前に食べると効果が高いという。脂肪燃焼を促すビタミンB類もバランスよく含まれているため、ダイエット効果も期待できる。
かつて「朝バナナダイエット」が爆発的に流行ったが、朝ではなく夜食べるメリットは、脂肪が蓄積されやすいとされる夜間にバナナを食べることで夕食の量を減らし、バナナの血糖値の上昇を抑える作用で食事の消化吸収が穏やかになることにある。
しぶやくんで提供されるのは、黒バナナ(バナナに黒い斑点=シュガースポットが出ている熟したバナナ)を使ったメニューで、「揚げシラス掛け」はバターで揚げたシラスの塩分とサクサクの食感がバナナの甘味を引き立てる。「塩辛チーズクリーム和え」は、塩気のある濃厚なソースがバナナのねっとりした食感と甘さを高める。バナナに高菜漬けを巻いた「高菜ロール」は漬物の風味とバナナの甘さでさっぱりとした仕上がりになっている。日替わりで提供される。
N_1221の「黒バナナと夏みかんのからし黒蜜和え」はバナナとほうれん草に黒蜜の甘味と夏みかんの酸味がマッチする爽やかな一品だ。