1年に3回ある「主婦休みの日」...まったく不要な"セレ部族"ママもいる
主婦ら女性のための生活情報を届けるフリーペーパーやフリーマガジンを発行するサンケイリビング新聞社は2009年4月に日本記念日協会に「主婦休みの日」を申請し認定された。1年に1日ではなく、なんと3日もある"主婦思い"。正月休みあけの「1月25日」とゴールデンウイークあけの「5月25日」に、夏休み明けの「9月25日」。家族のケアに追われた"ホリデーイベント"後にリフレッシュを提案したものだ。この25日の今年2度目のその日をとらえて、家事や育児でがんばりながら、おしゃれもしっかり楽しむ主婦たちの姿を描いたエッセイ、ノンフィクションなど3冊をご紹介。
J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチ(https://books.j-cast.com/)」でも特集記事を公開中。
家事の極意とコツがまるごとわかる家事入門エッセイ
『可愛くなる家事』(著・高橋ゆき 1296円、祥伝社)
テレビなどで活躍中の家事研究家で、家事代行のリーディングカンパニー「ベアーズ」の専務取締役、高橋ゆきさんが、夫婦円満を呼び込む家事の極意とコツを伝授する家事入門コミックエッセイ『可愛くなる家事』(著・高橋ゆき 1296円、サンマーク出版)。
「家事は"術"ではなく"道"」「小さな部分を丁寧に行う。家事はその練習」という高橋さん手にかかれば、家事は「やらなきゃいけないもの」から「やりたくてたまらないもの」に変わっていくという。
本書の中で、高橋さん流の家事指導を受けるのは、新米主婦イラストレーターのヤマサキミノリさん。家事劣等生を自認するヤマサキさんの奮闘ぶりは、読めばまるで自分のことのように共感し、思わず応援してしまうはず。
「最強の浮気防止バリアは、アイロンよ」「玄関はキスの似合う場所にね」「生クリームベッドで、彼をその気にさせなくちゃ」といった高橋流の名セリフが散りばめられている。
NYの超高級住宅街に住む専業主婦たちの実態を描いたノンフィクション
『パークアヴェニューの妻たち』(著・ウェンズデー・マーティン、訳・佐竹史子 1728円、講談社)
全米の富裕層の上位数パーセントが集中するニューヨーク・マンハッタンの超高級住宅街、アッパー・イーストサイド(セントラルパークの東側)。そこに子育てのために移り住んだ社会学者である著者が出会った、桁はずれに裕福な環境で暮らす専業主婦たちを描いた『パークアヴェニューの妻たち』(著・ウェンズデー・マーティン、訳・佐竹史子 1728円、講談社)。
高学歴で有能、最先端の流行ファッションで美しく着飾り、限りなく痩せていて完璧な肌と髪を保ち、子どものお受験を成功させる...。こうした主婦たちの驚くべき"セレブ"ぶりがつづられている。
「遊びの約束から弾かれる下層民」「ママはバーキンを欲しがる」「向精神薬とブラッディマリー」「苦難のとき」など全7章。超富裕層を"部族"と捉えて分析した人類学的手法も話題に。果たして彼女たちは本当に幸せなのか?
石田流カジュアル着こなしルールであかぬけコーディネートをマスター
『おしゃれが上達する大人服』(監修・石田純子、1382円、主婦の友社)
"大人カジュアル"ってことばがあるけれど、そもそもカジュアルな服ってどんな服? 普段着のこと? ナチュラルテイストのもの? フォーマル服ではないことはわかるけれど、とらえどころがなく大人世代にとってはよく分からないファッション用語といえる。
本書は「カジュアル」が普段着にならず、大人らしく着こなすコツをファンションアドバイザーで人気スタイリストの石田純子さんが伝授してくれる『おしゃれが上達する大人服』(監修・石田純子、1382円、主婦の友社)。
大人カジュアルが普段着にならず、かっこよくキマル! なにを、どう着れば大人カジュアルに近づけるのか、カジュアルで"体形カバー"はできるのか、の声にもこたえてくれる