新社会人は不安とイライラでいっぱい! 精神科医が教えるストレスとうまく付き合うコツとは
2016-04-20 12:00:00
新年度が始まり、1か月が過ぎようとしている。特に新社会人は生活の変化で慣れない日々が続き、緊張やイライラがじわじわと体にたまってきている人も多いのでは。製薬大手の全薬工業が協賛している情報サイト「緊張・イライラLABO」は社会人の男女600人に対して「新社会人の時に感じる不安」に関する調査を行い、その結果を16年4月19日にサイトで公開した。
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ストレス軽減にはたっぷりの睡眠とリラックスできる時間が大事
イライラLABOでは「毎日のストレスと上手に付き合おう!」をモットーに日常に潜むストレスの仕組み、解決法、調査データなどの情報を発信している。今回の調査は15年8月にインターネットで行った。
新社会人になる時にどんなことが不安だったかを聞いたところ、「仕事について行けるか」と「先輩や上司との関係」がそれぞれ、25.6%、25.5%と高い割合だった。ほかにも「自分のやりたい仕事ができるか」「明確な目標がないこと」などが挙がり、不安の原因は、職場での適性や人間関係から個人のことまで多岐にわたることが分かった。
人が新しい環境に不安を抱くのは避けられない。大事なのは、ストレスを感じた時にどうすれば負担を軽減できるのかを知ることだ。働く世代の人たちをメインターゲットに心のケアに関する執筆活動や講演を行っている精神科医・奥田弘美氏は、新社会人のストレス対処法について
「新社会人は緊張・不安が最高レベル。緊張と不安を和らげるのはまずたっぷりの睡眠とリラックス時間をとることが大事です。ONとOFFの切り替えを意識して休む時はしっかり休む。心身のケアを入念に」
と語る。ストレスの多くは、日常生活における「変化」をきっかけに生まれるという。不安や緊張が大きくなるタイミングでも、いかに普段通りの生活、健康状態を保てるかがポイントのようだ。