"うさみみ"着けたミッキーが"春本番"を宣言 TDL「ディズニー・イースター」開催

   各地からサクラの開花宣言が届きはじめるころの風物詩として年々、"存在感"が強まっている「イースター(復活祭)」。2010年から「イースター」をテーマに春のスペシャルイベントを行っている東京ディズニーランド(TDL)では、16年も「ディズニー・イースター」を6月15日まで開催している。14年、15年と同じく、期間は83日間。イースターもTDLの主要なスペシャルイベントの一つに定着してきたようだ。(13年は「東京ディズニーリゾート30周年」のアニバーサリーイベントがあり、イースター関連の開催はなかった)

パレード「ヒッピティ・ホッピティ・スプリングタイム」。ミッキーマウス、ドナルドダック、プルートがエッグレースに備えて体力作りをするジム
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メーンは「ヒッピティ・ホッピティ・スプリングタイム」

   メーンのプログラムは、パレードルートでの公演「ヒッピティ・ホッピティ・スプリングタイム」。ミッキーマウスなどディズニーキャラクターらが、イースターを象徴するタマゴやウサギなどのデコレーションが多彩な7台のフロートに乗って登場、ダンサーらとパフォーマンスを繰り広げる。

   「ひみつの"イースターガーデン"で繰り広げられる愉快で賑やかなパレード」という設定。ミッキーやミニーマウスも、ドナルドダックもデイジーダックも、みんな"うさみみ(ウサギの耳)"を着けたあらたなコスチュームで現れ、沿道のゲストらと盛り上がる。

   「ヒッピティ・ホッピティ(Hippity-Hoppity)」は、ぴょんぴょんと飛び跳ねる様子を表すことば。"イースター・バニー(イースター・エッグを運んでくるうさぎ)"とともによく使われる。

春に「復活」を祝う

   「イースター」は、キリスト教の「復活祭」。イエス・キリストが十字架で死んでから3日目に復活したことを記念し記憶するものとされ、基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝う。2016年は3月27日。英語の「Easter」は、現在の欧州人を構成する諸民族の"祖"であるゲルマンの「春の女神(Estera)」に由来するという。

   イースターを象徴するものとして「タマゴ」と「ウサギ」が、イベントを演出する小物としても使われているが、タマゴは"不動"の状態から新しい"生命"の誕生をもたらすことから「死」と「復活」を示すものとして、西方教会、東方教会を通じ、欠かせないものとされる。一方のウサギは、イースターに登場するのは西方教会だけの習慣とされ、多産であることから「豊穣」を示すものという。

パーク内は多彩なデコレーション

   キリスト教の国や地域によっては、イースターで庭や家の中で子どもたちが、あちこちに隠された"イースターエッグ"を探すという遊び「エッグハント」が行われるが、「ディズニー・イースター」でも「エッグハント・イン・東京ディズニーランド」を開催。難易度別に3コース用意され、"正解のタマゴ"を見つけた参加者にはオリジナルグッズがプレゼントされる。

    パーク内に多数ある花壇には、タマゴやうさぎの多彩なデコレーションを配置。記念の撮影ポイントになっている。また、キャラクターたちとの"一体感"を盛り上げるための「イースター」のスペシャルグッズを約130種類用意。パレードでミッキーらが着けていた"うさみみ"カチューシャ(1300円)は3色(白、ピンク、ブルー)から選べ、リボンやひよこなど5種類ある"パッチン"(各500円)をつけて"カスタマイズ"できる。

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