東京タワーや神宮球場、広島城・原爆ドーム周辺をフルカラー3 D 再現 「立体地図を額縁に入れて飾る」という新提案
2016-02-27 10:00:00
3Dプリント出力サービスを手掛けるアイジェット(東京都港区)が実際の地図を3Dプリンタで立体化したジオラマ「3D Print Maps(プリントマップ)」の販売を2016年2月22日に開始した。
地図製作大手・ゼンリン(福岡県北九州市)が提供している「3D都市モデルデータ」を使うことで、建物の形状から地形までリアルに再現した立体オブジェだ。壁に飾れるよう額縁フレームに入った立体地図は、アートとして鑑賞にも堪えうるスタイリッシュな仕上がり。
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周辺の樹木やサッカーコートのラインまで出力
ゼンリンは2014年から東京23区をはじめ全政令指定都市中心部の3Dモデルデータを提供している。データは建築シミュレーション、ドライブシミュレーション、ゲーム開発など多岐にわたって利用されている。
今回アイジェットが発売するのは、港区の東京タワー周辺、新宿区の神宮球場周辺、広島市の広島城および原爆ドーム周辺の3エリアの地図を立体化したものだ。石膏パウダーを特殊樹脂で硬化させた素材に、樹脂塗膜をコーティングして仕上げた。
実際のデータもとに作られているので、複雑な建物の形状から周辺の樹木、サッカーコートのラインまでフルカラーで忠実に再現されている。100mm、150mm、300mm四方の3サイズを用意しており、150mm、300mm両サイズは壁にかけられる額縁が付属。西洋絵画風のフレームに入った立体地図はスタイリッシュなジオラマアートとして部屋を彩る。
今後販売するエリアの種類を増やしていく予定だ。また、自治体や法人向けに縮尺やエリアをカスタマイズしたオーダーメイドも受け付けている。