HKT48、紅白落選で「最後は少し残念な1年」 新年早々に乃木坂46と「絶対に負けられない戦い」
格闘家やアイドル同士が同じ会場で様々な方法で「対決」するという異色のイベントが2016年1月25日、東京・北の丸公園の日本武道館で開かれる。プロレスラーの長州力選手(64)と藤波辰爾選手(61)による対戦が目玉だ。アイドル同士の対決では、福岡を拠点にするHKT48と、AKB48の「公式ライバル」として知られる乃木坂46とが火花を散らす。
長州選手と藤波選手は過去に何度も対戦しており、2人の一連のシングルマッチは「名勝負数え歌」として知られる。アイドル対決では、乃木坂は15年の紅白歌合戦で初出場を果たす一方で、14年の紅白に出演したHKTは15年は落選し涙を飲んでいる。HKTメンバーは落選で「最後は少し残念な1年」になったと振り返った。この催しの発表会見で記者から「絶対に負けられない戦い」と煽られるとメンバーらは「一緒に切磋琢磨したい」とかわしたが、外野からは「因縁の対決」として注目されそうだ。
長州選手と藤波選手による対戦は「名勝負数え歌」として知られる
イベントは「GUM ROCK FES. In 日本武道館」と題して開かれ、15年12月9日に都内で記者発表会が開かれた。長州選手と藤波選手は「勝手知ったる仲」といったところで、
「スイッチのオンとオフがはっきりできれば、俗に言う『キレる』状態でリングに上がれると思う」(長州選手)
「久々の武道館。過去色々なところでぶつかってきたので、長州力をどうやってキレさせるか...。ちょっとこれは、正月は抜きだね。正月返上でコンディション調整に入らないと」(藤波選手)
などと意気込んだ。
「乃木坂46さんは大人っぽくて清純なイメージがあるので」
アイドル対決では、HKTのみが発表会に出席。宮脇咲良(さくら)さん(17)が
「乃木坂46さんは大人っぽくて清純なイメージがあるので、逆にHKTは若くてフレッシュに」
と「宣戦布告」。1年間を振り返る質問に対しては、自分から紅白落選の件を切り出した。
「今年は大晦日にある紅白に出場できなかったので、最後は少し残念な1年になってしまった。2016年は紅白出場をみんなの目標に掲げて頑張っていきたい。この1月にある『ガムロックフェス』は、2016年初めてのコンサートになると思うので、みんなで盛り上げていいスタートを切りたい」
この発言に乗じる形でスポーツ紙の記者が
「紅白の件、HKTは残念で、向こうは初出場ということで、絶対に負けられない戦いだと思う。どのようにぶちのめそうと思っているのか」
と煽ると、宮脇さんは「『ぶちのめす』ですか? 難しいですね...」と目を丸くしながら困惑した様子に。これをベテランメンバーの多田(おおた)愛佳さん(21)が引き取る形で
「逆に私たちは乃木坂46が大好きで、むしろ憧れているぐらいなので、ぶちのめしたくはないんですけど...。一緒に切磋琢磨して、どちらのグループも有名になりたい」
と模範解答を披露していた。
対決の内容は「当日のお楽しみ」だという。格闘家やアイドル以外にも、バンドによる対決として、男性バンドThinking Dogs(シンキングドッグス)と女性バンドSilent Siren(サイレントサイレン)が参戦。お笑いコンビ、南海キャンディーズの「しずちゃん」こと山崎静代さん(36)と謎の覆面レスラー「スーパーササダンゴマシン」が一戦を交えることになっている。チケットの申し込みは12月9日から特設サイトで受け付けている。