腐ったミカン「全っ然卒業できる気がしねぇ...」 ゲームアプリ「毎日が卒業式」が鬼の難易度
「僕たちー(鈴木)私たちはー(小島)この学び舎をー(伊藤)卒業します!!!(全員)」
卒業式の目玉と言えばコールだ。学年全員で力を合わせて、一人一人の思いが詰まった母校へのメッセージを完成させる。練習のため授業を何コマも潰し、やる気のない男の子が心を込めて叫ぶまで何度もリテイクし、緊張で声が出ない女の子を皆で励ましたり――
そんな青春の思い出が蘇るアプリが登場した。その名も「毎日が卒業式」。生徒が発するセリフの順番を覚え、正しくタップすることでコールを完成させるというシンプルな脳トレゲームだ。しかしコレ、地味に鬼畜ゲーだった。
可愛い顔してフェイントをかましてくる生徒たち
早速ダウンロードしてやってみる。イージー、ノーマル、ハードとレベルが3段階あり、今回はイージーに挑戦した。
ゲームを始めると、体育館の絵柄を背景に佐藤、鈴木、小林といった名前の可愛いらしい絵柄の生徒が表示され、コールのセリフと順番を「練習(デモンストレーション)」してくれる。プレイヤーは練習の順番を覚え、その通りに生徒をタップするだけだ。
レベルが上がるごとに生徒とセリフの数が増え、難易度が上がっていく。単純だが、これが想像以上に難しい。レベルごとのセリフ内容は決まっているが、誰がどのフレーズを言うかは毎回シャッフルされる。さらに同じ生徒が連続でコールしたり、「全員」で行うセリフがあったり、何もしゃべらない生徒がいたりとフェイントが多く、気を抜くとすぐに頭がこんがらがるのだ。
筆者はイージーの10組(ステージは3年1組から20組まである)に来たところでギブアップした。この時点で既に生徒は7人、セリフは8種類。10組だけでもクリアできるまで8回もやり直した。「えっ、この難易度でまだイージーの半ばなの?」と戦慄してしまうレベルである。
ちなみに順番を間違えると、本来のセリフが「遠足ですごい大荷物だったアイツー!」といったネタフレーズに変わってしまう。わざと間違えて意味不明なコールを作るという楽しみ方もできそうだ。
「毎日が卒業式」はGoogle Playから無料でダウンロードして遊べる。