あこがれの「シンデレラ」に思いをはせ...200種のコレクションが集結「プリンセスドリーム展」
女性なら、幼いころ一度は「プリンセスになってみたい」と思った経験があるだろう。華やかなイメージのあるプリンセスの物語には、浮世離れしながらも独特の魅力がある。
そんなプリンセスにまつわる約200種のコレクションが集まる「プリンセスドリーム展」が、2015年10月10日~11月29日、横浜人形の家(横浜市中区)特別展示室で開催される。
アンティーク絵本などを展示
プリンセスドリーム展は、プリンセスの中でも、とくに有名な「シンデレラ」に主な焦点をしぼったイベント。会場では1800年代から1900年代初頭にかけてのシンデレラのアンティーク絵本など貴重な資料が展示されている。
シンデレラの物語は、中国やエジプト、イタリアなどで生まれ、語り継がれてきたという。1967年にフランスの詩人、シャルル・ペローが広め、1800年代にともに文学者であるドイツのグリム兄弟が「グリム童話」として出版したことで、世界中に定着した。
一般的に「シンデレラ」と聞くと、ディズニー映画を思い出す人も多いだろう。しかし、今回展示される絵本などは、その制作以前から存在していたものばかり。年代や国によってストーリーは異なり、装丁もエレガントなものから、かわいらしくカラフルなものまで千差万別。いままで知らなかった「シンデレラ」に出会えるという。
展覧会ではほかに、イギリスのエリザベス女王やダイアナ妃のメモリアル人形、戴冠式記念品などを展示。「不思議の国のアリス」や「白雪姫」など、1900年代前半の絵本も並ぶ。
また、プリンセス気分を味わえる、撮影コーナーも設置。入場料は、高校生以上が700円、小中学生が400円。開館時間は9時30分~17時(最終入館は16時30分)、休館日は毎週月曜(該当日が祝日の場合、その翌日)。