まるでSNS スマホひとつでマンション探しから相談までできるアプリ「TALKIE」がグッドデザイン賞受賞
不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)と、スマートフォンアプリなどの設計を手掛けるグッドパッチ(東京都渋谷区)が共同開発し2015年7月から提供している、新築・分譲マンション選びのスマホアプリ「TALKIE(トーキー)」は、15年度のグッドデザイン賞(公益財団法人日本デザイン振興会主催)を受賞した。
物件をフォローするとタイムラインに情報が流れる 担当者とトークも可
「トーキー」は"物件版SNS"さながら、スマホひとつで豊富な物件の情報収集や個別相談ができるアプリ。時季などをとらえて組まれる特集や地図で物件を探し、気になったものを「フォロー」すると、担当者が投稿するその物件の特徴や、街の魅力、イベント情報を「タイムライン」で見ることができるようになる。気になったことはアプリ内で担当者に直接トーク形式で質問、相談できる。
グッドデザイン賞審査員は「トーキー」について、「気軽でありながらも、情報量の豊富さと新鮮さ、個々人の嗜好にあった情報提供の仕方も併せ持っている」とし、また「不動産会社とユーザーの手軽できめ細やかなコミュニケーションをデザインしてくれる。問い合わせのハードルが下がり、コミュニケーション量が増えたという実績がすでにある点も高く評価された」とコメントしている。
東京都港区の東京ミッドタウンで10月30日から11月4日まで開催される、1000件を超える最新の「グッドデザイン」を集めた受賞展「グッドデザインエキシビション2015(G展)」に、「トーキー」も出展される。
グッドデザイン賞は、1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創設された「グッドデザイン商品選定制度」を前身として58年間続く、総合的なデザイン評価と推奨の運動。延べ受賞件数は4万件以上あり、現在は国内外の企業や団体が参加する世界的な賞となっている。