「敬老されたい」のは「70歳」から まだまだ元気なシニア世代、約8割が「人生充実している」

   敬老の日(9月21日)を前に、入れ歯ケア用品「ポリデント」などで知られるグラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパンは、同社が「50歳以上」と定義した「シニア世代」の男女840人を対象に「シニアの敬老意識やライフスタイルに関する意識調査」を行った。それによると、シニアの約8割が「現在、充実した生活を送っている」と感じており、約9割が「敬老の日」を祝われる対象にふさわしいのは「70歳以上」と考えていることが分かった。

「現在、充実した生活を送っているか」という質問に、79.0%が「そう思う」
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「定年退職後の生活の方が満足している」のも80%超

   調査が行われたのは8月22、23日の両日。東京、神奈川、千葉、埼玉の首都圏1都3県と、大阪、京都、兵庫の京阪神2府1県に住む50歳代以上の男女計840人を対象に、インターネットを通じたアンケート回答方式で実施した。

   「現在、充実した生活を送っているか」という質問には、79.0%が「そう思う」と答えた。さらに、既に定年退職した353人に「仕事をしていた時に比べ、今の生活に満足しているか」を尋ねると、80.7%が「そう思う」と回答した。シニア世代の多くは、仕事をしている・いないにかかわらず人生を楽しんでいることがうかがえる。

   一方で、敬老の日については43.8%が「祝われることを嬉しいと感じていない」という結果が出た。では、敬老されたいと感じる年齢はどれくらいだろうか。調査では、「70歳代」が46.7%で最多だった。また、「70歳代」「80歳代」「90歳以上」の回答を合わせると、87.9%にのぼった。シニア世代にとっては、「70歳」が"敬老"の節目の年齢となっているようだ。

   同調査は、入れ歯をしていても思いっきり食べたり笑ったりして人生を楽しむことを伝える「思いっきり生きよう」キャンペーンの一環で行ったもの。YouTube(ユーチューブ)で公開されている同キャンペーンの動画は3か月で300万回再生を突破した。6月からはキャンペーンのテレビCMがオンエアされている。

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