パリで60万人を魅了「ニキ・ド・サンファル展」国立新美術館で開催
2015-09-06 01:00:00
戦後を代表するフランスの芸術家、ニキ・ド・サンファルの作品を集めた大回顧展「ニキ・ド・サンファル展」が、2015年9月18日から12月14日まで国立新美術館(東京・六本木)で開催される。
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ニキ・ド・サンファル(1930~2002)は、パリ郊外に生まれ、少女時代を過ごしたアメリカや母国フランスの抽象絵画に影響を受けて独自のスタイルを作り上げた。1961年に発表し、一躍その名が知られることになった「射撃絵画」は、絵画と彫刻の両方の要素を兼ね備え、また制作行為そのものがパフォーマンス・アートの先駆として美術史上高く評価された。ほかにも映画、舞台、建築などに活動の領域を広げた。
ニキの生誕85年目に開催される本展では、初期から晩年の創作活動をたどりながら、日本との関わりにも光を当て、その豊かな芸術世界を紹介する。2014年秋にパリのグラン・パレで開催された大回顧展で約60万人の観客を集めて大きな話題となり、今回もその要素を取り入れた構成となる。
観覧料は、一般は1600円(前売1400)、大学生は1200円(1000円)、高校生は800円(600円)、中学生以下および障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は入場無料。
開館時間は、10時から18時。金曜日は20:00まで。毎週火曜日休館。ただし、9月22日(火)および11月3日(火)は開館、11月4日(水)は休館。