「そうめん」と「ひやむぎ」どう違うの? ついでに「きしめん」の定義も教えちゃう!
2015-09-04 05:20:44
暑さのピークがすぎて、セミの鳴き声とともに、「そうめん(素麺)」を食べる機会も減った。
Read more...
のどごしが良い「そうめん」は、真夏の頼もしい盟友だった。
でも、これだけ頼っているのに、「ひやむぎ(冷麦)」とゴッチャになっている人は多い。
「ピンクとか緑のが入ってたら『ひやむぎ』で、入ってなかったら『そうめん』でしょ」
と指摘する人もいるが、本当の正解はどうなのか?
両者を見わけるにあたり、ひとつの参考になるのが、JAS(日本農林規格)の定義だ。
JASの「乾めん類品質表示基準」では、「乾めん類」のうち、そば粉を使っていない「干しめん」の名称について、次のように分類している。
長径1.3ミリ未満=「そうめん」
長径1.3~1.7ミリ=「ひやむぎ」または「細うどん」
長径1.7ミリ以上=「うどん」
要は太さによって、名前が変わるというワケだ。
ただし、機械でなく手作業で作った「手延べ」は例外で、
長径1.7ミリ未満=「手延べひやむぎ」または「手延べそうめん」
長径1.7ミリ以上=「手延べうどん」
という、ざっくりとしたものになる。
なお、幅4.5ミリ以上かつ厚さ2.0ミリ未満の帯状に成形したものは、「ひらめん」「きしめん」または「ひもかわ」と表記するという。こちらも知っておいて、損はなさそうだ。
ちなみに、この表示基準では「やくみ」も定義されていて、
「ねぎ、のり、七味とうがらし等をいう」
とのこと。ワサビ派のカス丸は、黙って涙を流すだけだった。