子ども用ウェアラブル端末「ドコッチ」が2児の父ユージの悩みを解消
NTTドコモの子ども向けウェアラブル端末「ドコッチ」を紹介するイベントが2015年6月20日、千葉市のイオンモール幕張新都心で開かれ、2児の父で早ければ7月末ごろに第3子が誕生するタレントのユージさん(27)が出席し、子どもを守るドコッチの機能を体験した。
「広い場所では迷子になる心配が...」 GPS搭載で居場所が分かる
一家でショッピングモールなどに出掛けることも多いというユージさん。「子供が迷子になる心配がある」と、小学校6年生の息子には携帯電話を持たせているという。
子どもにとって携帯電話は危険なサイトへの誘惑があり、親には不安がつきまとうが、その悩みを解消してくれるのがドコッチだ。子どもが腕時計のように身につけ、親のスマートフォンに居場所や様子を伝えてくれる。
GPSを搭載しており、スマホから子どもが今どこにいるかを検索でき、ドコッチからも、現在地の情報を送信できる。緊急時には、あらかじめ登録した6台までのスマホ・PCへ同時に通知できる「SOSボタン」もある。
テーマパークなどの広い場所では、スマホとブルートゥース接続をしておくと、約50メートル離れたときにスマホとドコッチ双方でアラームが鳴る「みまもりアラート」機能も。ユージさんは、「子どもは少し目を離した隙にいなくなることがある」と、同機能に強い興味を示した。
「状態モニター」では、ドコッチを着けている子どもの活動状態や、その周辺の温度や湿度、熱中症の危険度合いが確認できる。メール機能を使って、定型文(「わかった」「むかえにきて」など)を選択する形で送信したり、メールを受信したりできる。ユージさんは、「息子がサッカーをやっているとあまり水を飲まないよう。脱水症状が心配な時期なので、注意喚起できるのは便利」と述べ、ドコッチを確認するように見つめた。
習い事のお迎えや、帰りが遅い日の連絡に...使い方さまざま
会場にはドコッチの操作を体験できるコーナーが設けられ、小学生の子どもを連れた家族などが試していた。ポップなデザインが目を引くようで親より先に子どもが興味を示すことが多い。子どもが小学1年生という母親は「習い事の迎えに行くときに、簡単なメールができるのは便利そう」と感想を述べ、また別の母親は「子どもの帰りが遅い日もあるから、GPS機能は安心できる」と話した。
操作は「上」「下」「決定」「戻る」の4つのボタンだけというシンプルさ。トップ画面は「メール」「ばしょ」「せってい」の3項目で、子供も直感的に扱えそうだ。通信は、スマホを通して登録したものとしかできない。
利用料金は月額780円から。カラーはホワイトとライトブルーの2色。ベルトはリバーシブルに使えるほか、市販の物と交換もできる。防水・防塵仕様。