インターネットでどれだけPRできた? 新しい効果測定「indicator」登場

   企業のマーケティング担当者は、テレビや新聞、雑誌などで自社の商品やサービスが紹介されると、露出時間や記事面積を基にした「広告価値換算」を行い、その媒体に広告を出した場合、どれだけのコストがかかるかという指標を出してきた。

   ところがWebメディアの出現で事態は変わってきている。たとえば、1つのサイトに記事が掲載されただけで、複数メディアの記事を集めて紹介する「ポータルサイト」や、個人が周囲に広めるSNSへ拡散していく場合がある。しかも、記事が出た半年後に、再び話題になったケースもある。初めに掲載されたサイトだけを見ていては、費用対効果の算出はできないのだ。

今まで見えにくかったWebメディアのPR費用対効果を可視化
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たった30秒のシンプル操作 「情報資産」をトータル管理

   PR・マーケティング事業を専門とするアウルは、Web記事の効果測定クラウドツール「indicator(インディケーター)」を2015年6月16日に発売した。indicatorには、「Web記事の効果を可視化する」「想定PV(ページビュー)を算出する」「検索エンジンにおける記事順位を測定する」「類似記事をクリッピングする」「キーワードでクリッピングする」という、5つの機能が搭載されている。シンプルな操作で、記事を登録するのにかかる時間は30秒ほど。今までPRの費用対効果を算出するために、人の手で検索していた手間を大幅に省く。

   同社は、記事が拡散され、半永久的にアーカイブされるという、既存メディアにはなかったWebメディアの2つの特性をとらえ、Web上に露出されたコンテンツを「情報資産」として位置付ける。indicatorは、PR費用対効果を算出するだけではなく、情報資産をトータル管理できる、マーケティング担当者のためのお助けツールだ。

   利用料金は、初期費用5万4000円、月額16万2000円。半年以上の契約が条件。現在、1カ月間のトライアル利用が可能だ。

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