「サンダーバード」50周年記念新シリーズ 今秋地上波で放送へ
映画はテレビ番組制作、海外テレビ映画の輸入配給などを行う東北新社(東京都港区)は2015年4月21日、精巧な人形を使い、世界的な人気を誇ったテレビシリーズ「サンバード」の誕生50周年を記念して制作された新シリーズの日本での放映権を獲得したと発表した。
新作はCGアニメとミニチュアセットで撮影
新シリーズは、制作会社の英国ITV Studiosやニュージーランド(NZ)のPukeko Picturesと、映画「アバター」などで特殊メークを担当したWeta Workshopが提携して共同制作した。タイトルは「THUNDERBIRDS ARE GO」。東北新社は同シリーズの日本での放映権、ビデオ化権、商品化権をITV Studios Global Entertainmentから獲得した。
「サンダーバード」は英国で1965年に放送が開始され、それから半世紀が経過した。日本では翌66年に放送が始まり大人気になった。当時の作品は、登場人物に精巧な人形を使用したスーパーマリオネーションと呼ばれる特撮人形劇だが、新シリーズは、人物とメカをCGアニメーションで、背景の一部はミニチュアセットを組むなどして撮影された。
新シリーズ「THUNDERBIRDS ARE GO」はアメリカの大富豪、ジェフ・トレーシーによって設立された国際救助隊 (International Rescue Organization)の物語で、トレーシーの5人の息子たちが、世界各地で起こる災害で、最新鋭のメカ「サンダーバード」を駆使して人々を救助する活躍を描く。
英国では新シリーズの放送が4月4日から始まり、高い視聴率を獲得して話題を呼んでいるという。東北新社は、日本での放送を今秋に地上波で予定しており、それに伴いさまざまな展開を企画している。