横浜・みなとみらいに住めるのは1万人まで 意外と知らない居住エリアとしての魅力
横浜・みなとみらいは観光地またはオフィス機能を持つ複合都市として有名になった反面、「住む」というイメージがあまり持たれていない。東急不動産がフラッグシップマンション「ブランズタワーみなとみらい」の建設に当たり、居住エリアとしてどう見られているのかについてのなどの意識調査を2014年10月29~30日の2日間、東京都内の住民を対象にインターネットで実施した。
みなとみらいのイメージは「おしゃれ」、「生活利便性が悪そう」
横浜市の「みなとみらい」に関する計画フレームでは、居住人口は約1万人までに制限され、住民が快適に暮らせる生活環境づくりが進められている。調査でこの制限についての認知度を調べると、「全く知らなかった」(88.0%)が圧倒的に多く、「なんとなく知っている」(8.7%)、「知っている」(3.3%)がごく少数派だった。「居住エリア」の仕組みや環境に関しては、まだまだ知られていない部分が多いようだ。
「みなとみらい」に住んでいると聞いて抱くイメージ(複数回答)を質問すると、回答は上位から「おしゃれ」(44.7%)、「セレブ感」(27.7%)、「お金持ちそう」(26.7%)となり、洗練され裕福感に満ちた印象が持たれていることがわかった。
逆にマイナスイメージとして、「生活利便性が悪そう」(23.0%)、「人が多くて落ち着かなさそう」(17.3%)という印象も根強く、洗練された裕福なイメージと、生活利便性がよくなくいうイメージが同居しているようだ。
だが、横浜市は安全面などに関する基準を定め、さまざまな工夫をしている。安心できるな交通環境を実現するため道路幅員規制を行っているほか、30年前から地震に強い地盤改良への取り組みを推進し、東日本大震災でも液状化の被害はなかった。現在の人口は約7600人であることを考えると、今後移住を考えるなら早めに動いたほうがよさそうだ。
調査は東京都心部(23区内)に住む30代から50代の既婚男女300人を対象に行った。