プレゼントに「デジタルギフト」利用したい 企業側の64.6%が意欲的
近年、メールなどで贈ることができる「デジタルギフト(ID/コード)」がキャンペーンのプレゼントに利用されるようになったことを受けて、ネオマーケティングは「プレゼントキャンペーンに関する調査」を実施し、2014年12月12日に結果を発表した。
調査はプレゼントキャンペーンに応募したことのある消費者400人、キャンペーン担当者、またはキャンペーン活動に関与することのある400人の合計800人を対象に、インターネットで11月12~ 14日に行った。
商品券は「配送コストがかかる」と不満
キャンペーンで欲しいと思うものについて消費者に聞くと(複数回答、以下同)、最も多い回答は「金券」で97.8%だった。一方、企業がキャンペーンでプレゼントしたことのあるものは「金券」38.8%、次いで「お菓子」34.0%、「飲料水」20.8%と続いた。好きなものが購入できる金券が、消費者から圧倒的に支持を得ている。
だが、キャンペーンを担当する側にとっては現物を送る必要がある「商品券」に不満があるようだ。「配送コストがかかる」36.0%、「取り扱いが面倒である」29.5%、「封入や封函の手間がかかる」28.0%といった、配送コスト・在庫管理などの面で手間がかかるのが理由という。
デジタルギフトがもらえるキャンペーンも登場し始めたが、これについて消費者は「うれしい(とても/まあまあ)」が計56.5%と半数を越え、ポジティブに受け止めている。企業側もデジタルギフトキャンペーンを「利用したい(とても/やや)」という前向きな回答が計64.6%だった。
ネオマーケティングは「今後は消費者にとって利便性・汎用性が高いものかつ、企業側もコスト削減を考慮してメールなどで贈ることができる『デジタルギフト(ID/コード)』がキャンペーンのプレゼントとして増えていくのかもしれません」と分析している。