メルセデス・ベンツ「Sクラス」にプラグインHV車、V8エンジンレベルのシステム出力を実現

   メルセデス・ベンツ日本は2014年11月25日から、フラッグシップセダン「Sクラス」の追加モデルとなる「S 550 PLUG-IN HYBRID long(プラグインハイブリッド ロング)」の注文を受け付けている。メーカー予定小売価格は1590万円。

S 550 プラグインハイブリッド ロング
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「部分自動運転」技術をゼロエミッションに活用した「インテリジェントプラグインハイブリッド」を開発

   パワートレインには、最高出力333馬力、最大トルク480 Nm(ニュートンメートル)の新型3.0リッターV6 BlueDIRECT ツインターボエンジンに、最高出力115馬力、最大トルク350Nmを発生する電気モーターを組み合わせた。これにより、システム出力442馬力、650Nmと、V8エンジンレベルのパワーを実現したという。EV走行の最高速度は時速約140キロ。4時間のフル充電で約33キロ走ることができる。

   走行モードとして、基本の「HYBRID」、極力モーターのみで走行する「E-MODE」、バッテリーの充電レベルを維持する「E-SAVE」、回生ブレーキなどにより充電を最大化する「CHARGE」の4つがあり、ドライバーの走行スタイルに合わせて選択できる。

   安全面では、ミリ波レーダーセンサーなどにより車の周囲360度をカバーする複合的なセンサーシステムからなる「インテリジェントドライブ」を備え、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動でアシストする「部分自動運転」を実現。この「部分自動運転」技術をゼロエミッションに活用し、走行の距離を極限まで伸ばす「インテリジェントプラグインハイブリッド」を開発した。EV走行モードの際に、これ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならないという限界点をドライバーに知らせる「プレッシャポイント機能」と、不要な加速操作をドライバーに知らせる「ダブルパルス機能」の2つを搭載する。

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