一冊読み通せば落語偏差値70? 山川出版社から落語の参考書『落語日和』発売
2014-11-09 11:30:00
歴史教科書・学習参考書大手の山川出版社は、2014年10月30日に一般図書「落語日和」を発売した。色気のある高座で人気の真打・古今亭菊之丞による「親子酒」「鰻の幇間」の2席を収録したCD付。資料集のように、写真や挿絵がふんだんに使用されていて、落語の歴史や楽しみ方を分かりやすく解説。「落語ってなに?」という人でも、興味を持って読み進められる構成となっている。
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戦後復興期に活躍した名人から平成落語ブームをけん引する今注目の噺家まで、古今の抑えておきたい人気落語家は大きな写真付きで紹介。また、有名古典落語のあらすじを、演目名の50音順で250本掲載している。現在、寄席で高座にかかる演目は300程度といわれているので、本書を1冊読み通せばその8割以上を抑えられる計算だ。
落語は昭和30年代頃から多数の音源が残っているので、昭和の名人の好演を今でも手軽にCDなどで聴くことができる。何から聴いてよいかわからないという人でも、本書を道しるべにすれば、落語を系統立てて理解でき、そのの楽しさ、奥深さを存分に味わうことができるだろう。
B5判、全頁カラ―で価格は1800円(税抜)