「酒は百薬の長」貝原益軒、没後300年 白鹿の辰馬酒造が「日本酒がもたらす豊かさと美と健康に関する意識調査」
2014-10-05 10:00:00
美食の秋ということで、食事に合わせるお酒も増えるこの季節。「酒は百薬の長」と説いた江戸時代の儒学者・貝原益軒(かいばら・えきけん)は『養生訓』の中で、「酒は微酔にのみ、半酣をかぎりとすべし」と適量を飲むことが健康維持につながる、と書いた。
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「暮らしの中に日本酒がないよりあった方が良い」
益軒は1714年10月5日(正徳4年8月27日)にこの世を去り、ちょうど300年を迎える。その節目にあたり、白鹿ブランドを展開する兵庫県西宮市の辰馬本家酒造は、現代のライフスタイルにおける「日本酒がもたらす豊かさと美と健康に関する意識調査」を全国の女性を対象に実施し、結果をこのほど発表した。
それによると、日本酒がもたらす豊かさの項目では、スピード化、合理化が急速に進む社会の中で、時や季節の経過を堪能する生活や日本古来の風習を愉しむ生活を実践できている人は、わずか1割前後だった。一方で、そうした生活を、取り入れていきたいと感じている人は、その約3倍いることがわかった。
また、「古来からある風習を重んずる生活」、「日本の風習・行事を取り入れた生活」に『日本酒が存在すること』が適合・有効だと感じている人は7割以上いた。さまざまな時や季節の経過を堪能する生活を取り入れていく上で、「日本酒が存在すること」の適合・有効度は、おおむね4~6割の人が感じていることが分かったという。
こうした結果について辰馬本家酒造では「暮らしの中に日本酒がないよりあった方が良いということの表れと言える」と分析している。
調査の対象としたのは20歳から69歳の女性517人で、調査期間は2014年09月12日から15日まで。