200グラム=1万円のコーヒー豆 原種復活させたパナマの「伝説の農園」銘柄
2014-07-26 09:30:00
土居珈琲(大阪府堺市)は、古来、自生していた希少なコーヒーの銘柄「パナマ ラ・エスメラルダ農園」を2014年7月、販売を開始した。
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すっきりした甘味と独特の後味
農園のオーナー、プリセ・ピーターソン氏
コーヒーの木は、気候の変化や病害虫に弱く、大量生産に応じるための品種改良が繰り返し行われてきた歴史を持っている。
このため、コーヒーの「原種」である「ゲイシャ種」については、栽培不可能と言われてきたものだが、パナマ西部にある「ラ・エスメラルダ農園」では、みごと栽培を成功させた。
この結果、「ラ・エスメラルダ農園」の銘柄は、世界中のコーヒー会社からオファーが殺到し、市場の最高価格で落札されるようになった。
「ラ・エスメラルダ農園」銘柄は、一本のコーヒーの樹から収穫できるコーヒーの実が非常に少なく、他の農園ではまずお目にかかれないという。
パナマ国際オークションに出品された際には、落札価格の最高値を大幅に更新し、史上最高の価格を記録。この実績から「ラ・エスメラルダ農園」は「伝説の農園」としてその名を知らしめた。
柑橘類のフルーツのような香りが心地よく、すっきりした甘味をともなった酸味が楽しめる。アールグレイの紅茶を思わせる後味は、他に類がない独特のものだという。
価格は200gで1万800円(税込)。