【レビューウォッチ】手軽に3Dプロジェクションマッピング楽しめる「ハコビジョン」「凄い」デビューだったが…第3弾に高まる期待
バンダイは2014年1月27日から、世界初の「エンターテイメント食玩」として「ハコビジョン」の販売を開始した。自分のスマートフォンを使ってミニサイズの3Dプロジェクションマッピングが楽しめるものだ。商品の箱を組み立て、付属のフイギュアと「クリアプレート」を内部にセット。二次元コードで動画を読み込ませたスマートフォンを箱にふたをする要領で置き、動画をスタートさせると、フィギュアとクリアプレートに映った映像が重なり、手軽にプロジェクションマッピングが見られる。
第一弾は話題となった東京駅と、東京国立博物館の3Dプロジェクションマッピングが楽しめるということだが、「ハコビジョン」の出来栄えはどうだろうか。
Amazon.co.jpのレビューから第二弾までのレビューをみてみよう。
より質の高い作品として
写真は「ハコビジョン」第一弾
「箱の中に、プロジェクションマッピングが再現され、凄いの一言です」
近年注目を集めているプロジェクションマッピングだが、普及されてきたとはいえ、まだまだ気軽にお手頃で楽しめるものではない。
その考えを念頭に置いたとき、この価格で食玩として手に取った人々の驚きは多いようだ。
「たった500円程度であのプロジェクションマッピングが体験できるなら最高」と、高い評価が集まっており、「長さも10分程度ありかなりお得」「寒いのにわざわざ外へ見に行かなくてもこれで十分」と、満足との声が多かった。
しかし、「小さな世界が手の上で繰り広げられている感じが楽しい」との意見がある一方、「やはりスマホでって事なので小さい」と、しっくりこなかった人も。
第二弾は4月14日に発売された「ハコビジョン MOBILE SUIT GUNDAM」ということで、ガンダムの世界観を表現したものだったが、期待が大きかった分か第一弾ほどの評価はない。
「ガンダムと言う既成概念に縛られて」いたという意見が見受けられ、躍動感あるイメージのガンダムの機体が、プロジェクションマッピングの静止物への投影という制約を極端に受けてしまったようだ。
「たかがおもちゃに」との意見もあるが、「以前のハコビジョンに比べて、グレーの立体造形物の意味がほとんどありません」と、期待を上回らなかったという人が多いようだった。
「ハコビジョン」シリーズからは8月11日に、「ハコビジョン 初音ミク」の発売が予定されている。
プロジェクションマッピングが楽しめるということはもちろんだが、それ以上の質の高い作品を求める声は期待とともに増えていきそうだ。
希望小売価格はいずれも500円(税別)。