アトムやレオが国際協力に一役 "フェアトレードグッズ"に手塚治虫ブランドが誕生
2014-04-24 11:30:00
バングラデシュやネパールなどで子どもや女性を支援する活動を行っている海外協力NPO法人「シャプラニール=市民による海外協力の会」(東京都新宿区)は、鉄腕アトムやジャングル大帝などで知られる漫画家、手塚治虫氏が生み出した人気キャラクターがデザインされたバッグやノートなどの「フェアトレードグッズ」を、2014年4月26日から、同法人の直販サイト「クラフトリンク」で販売を始める。
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素朴なフォルムと優しい手触り
丈夫で長く使えるものばかり
「フェアトレード」は、途上国で産出、製造された原料や製品を適正な価格で購入することにより、途上国の生産者や労働者の生活改善を目指す運動。「公正貿易」「公正取引」などの日本語があてられることもある。
手塚治虫氏の作品の著作権管理をしている手塚プロダクションでは、同氏の遺志を継いで続けてきた、手塚作品のキャラクターを用いた社会貢献活動を通じてシャプラニールの取り組みを知り、フェアトレードグッズのブランド立ち上げに協力することにしたという。
販売される主なグッズは、アトムやジャングル大帝の「レオ」が描かれたオリジナルジュート(黄麻)バッグや、ブラック・ジャックがついた手すき紙の一筆箋、さまざまなキャラクターがプリントされたレターセットなど。いずれもバングラデシュとネパールの生産者が手作りしたものだ。手塚治虫さんが随筆集「ガラスの地球を救え」の中で述べている4つのメッセージ「夢」「自然」「生命」「地球」がキャラクターとともに施されている。収益の一部は現地の生産者のもとへ還元される。