「繋がる」時代を探る「Social Media Week TOKYO」 「ハッカソン」など初の取り組みも
2014年2月に世界各地で開催されるソーシャルメディアに関する世界最大規模のイベント「Social Media Week」。日本ではサイバー・コミュニケーションズ が17日から21日まで5日間、「Social Media Week TOKYO」を開催する。
今回が3度目の開催で、13年2月には1万人以上を動員したビッグイベントだ。グローバルテーマ「The Future of Now: Always On, Always Connected.」のもと様々な講師を迎え、政治・文化・エンターテイメント・教育・マーケティング等についてソーシャルメディアのもたらす社会トレンドと未来を探る。
初の試みとしてハッカソンを実施
今回は初の試みとして、ハッカソンを実施する。ハッカソン(Hackathon)とは、ハックとマラソンを合わせた造語で、ある開発テーマの技術に興味を持つプログラマーが集まり、短期間でアプリケーションを開発するイベントのこと。FacebookやGoogle等が自社内で行ったハッカソンから数々のサービスが誕生していることで知られる。2月18日にはSocial Media Week TOKYO 2014 グローサソン(Growthathon)を実施。グロース(Growth)とハッカソンを組み合わせ、エンジニアだけでなくマーケッターやデザイナー等がひとつのチームとなり、サービスが成長段階で持つ課題を解決することを目指す。また、2月20日には朝日新聞社主催のもとデータジャーナリズム・ハッカソンをおこなう。記者やエンジニア、アナリスト、ウェブデザイナーらがひとつのチームとなり、社会問題を共有し、データにもとづいて分析し、分かりやすいビジュアルで伝えることを試みる。この日のアイデアを基に3月1日と2日にアプリ開発ハッカソンが開かれる。
また、海外の注目企業による講演も。欧米など55カ国で展開、2400万人の月間アクティブユーザー、600万人の有料会員を抱える定額制音楽ストリーミング配信サービスを提供するSpotify、ティザーサイトを活用したバイラルマーケティングの専門会社LaunchRock、世界最大級のA/Bテストのプラットフォームを提供するOptimizelyが参加。グロースハック(Growth Hack)という視点から、日本におけるメディアや新興サービスの発展にも示唆を与える講演をおこなう。
このほか、5日間で約40セッションを開催予定。セッション内容などの詳細については公式HPで。