今年も猛威をふるうインフルエンザ 免疫力を維持する「カギ」とは

   インフルエンザの流行が本格化してきた。最新の情報によると、13年12月30日から14年1月5日の1週間でインフルエンザに罹った人は9891人で、前の週の1.5倍に増えた。

   全国的に流行が拡大しており、患者報告数は2か所の保健所で警報レベルを超え、53か所で注意報レベルを超えた。1月の最後の週から2月上旬にかけて、さらに猛威を振るうと見られている。今年のインフルエンザはA香港型が中心に流行すると予想されている。

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R-1乳酸菌使用ヨーグルトに注目


R-1乳酸菌を使用したヨーグルトの摂取群でインフルエンザ累積感染率が激減

   流行の拡大を前にした今こそ本格的な予防策を講じるべき時期というわけだ。冬の風邪やインフルエンザを防ぐためには、予防接種や手洗い、うがいと並んで「免疫力」を維持することも重要なカギとなる。

   私たちの身体には、外部から入ってくる菌やウイルスといった病気のもとを取り除く「免疫システム」が備わっている。その第一線で活躍しているのが、リンパ球の一種であるNK細胞だ。ウイルスに感染した細胞等を排除する機能を持っている。

   このNK細胞を活性化させることが、風邪やインフルエンザに負けずに冬を過ごすために有効だという。NK細胞の働きは心身のコンディションや、摂取する食べ物や飲み物に左右され、具体的には、笑う、身体を温める、ストレスを減らす、睡眠を十分にとることなどで活性化する。

   こうした日々の心がけは重要だが毎日継続するのはなかなか難しいもの。そこで、NK細胞を活性化させるための手軽な方法として、近年注目されているのがR-1乳酸菌の摂取だ。風邪をひきにくくする効果や、インフルエンザウィルス感染に対する予防効果があることも実証されているという。実際に佐賀県有田町では自治体の健康増進活動の一つとして小中学生約2000人がR-1乳酸菌を使用したヨーグルトを摂取したところ、周辺市町村・佐賀県全体の小中学生と比較して、摂取期間中のインフルエンザ累積感染率が約10分の1に激減したという。子どもたちの状態について保護者からも「今年は風邪等にかかりにくくなったように感じます」「インフルエンザの心配をしていましたが、去年、今年と罹らずに済みました」といった感想が出た。

   これから2月にかけて一段と寒くなる季節。紹介した対策はいずれも、家庭内でも手軽にできるものばかり。適切に選択して、寒さの厳しくなるこれからの季節も、風邪・インフルエンザ知らずで過ごしたいところだ。

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