コストダウン住宅で取得支援策生かす 木質系戸建て「SUPER LIMITED」
ミサワホームは、消費増税に伴う住宅取得支援策のメリットを活かせるよう2013年10月から、プランや販売期間などを限定した商品でコストダウンを実現し、販売価格を1500万円台に設定した木質系戸建住宅「SUPER LIMITED(スーパーリミテッド)」を販売している。
販売は500棟に到達しだい終了
2014年4月以降の消費増税が決まったが、住宅販売は「住宅ローン減税」の拡充や「すまい給付金」制度の創設などの住宅取得支援策が講じられていることから、実質的に増税される3%分が負担増にならないケースがある。
住宅ローン減税については最大控除額が増額され、所得税から控除しきれない分の住民税からの上限控除額も拡大され、すまい給付金は、都道府県民税の所得割額に応じて最大で30万円が給付される。
たとえば、建物本体価格が1500~1900万円の場合、消費税の3%増税によって45~57万円ほど購入価格が増えるが、住宅ローン減税とすまい給付金の措置で、負担を軽減できるケースがあり、現行の消費税(5%)と同じくらいの費用での建築も可能になる。
そこで同社は、プランの限定、14年3月末までの販売期間の限定、500棟限定、工場稼働率の平準化や工場生産率の向上などの工業化の推進によるコストダウンで、住宅ローン減税やすまい給付金制度の効果が発揮できる、販売価格1500万円台を実現した「SUPER LIMITED」を開発した。
住む人のライフスタイルや将来のリフォームにも柔軟に対応するほか、地震エネルギーを最大で約50%低減するオリジナル制震装置「MGEO」(エムジオ)、断熱性や遮熱性に優れたサッシ、IHクッキングヒーターなどの付加価値の高いアイテムを採用した。
建物は、延べ床面積33~36坪のベーシックな間取りを基本とした2階建てで、計12プランを用意した。
販売は500棟に到達しだい終了する。