約半数が「セックスレス」、男女差浮き彫りに 浜松町第一クリニック調査
ED治療専門病院・浜松町第一クリニックは「秋の夜中の性生活習慣調査~セックスレス」に関する調査結果を公表した。
それによると、男女全体の約半数(46.3%)が、自身の性生活について「セックスレス」だと認識していることがわかった。日本性科学会の定義によれば「病気など、特別な事情が無いにもかかわらず1か月以上性交渉がないカップル」をセックスレスと呼ぶ。
「セックスの頻度を増やしたいか」男女で差
浜松町第一クリニックの竹越昭彦院長
「セックスレスになったきっかけ」について、もっとも多かったのが「性欲が無くなった」(33.8%)という回答だった。この結果をさらに男女別に見ると、「性欲がなくなった」と回答した男性は25%にすぎない一方で、女性は42.1%にも及んでいる。
こうした状況下で「セックスの頻度を増やしたいか」という質問に対しては、全体の6割(59.8%)が増やしたいとしているが、やはり男女間でその思いの差は大きい。「増やしたいと考える男性」が75.7%であるのに対し、「増やしたい女性」は47.4%と半数以下に留まっているのだ。消極的な理由については、「面倒だから」「疲れるから」という回答が多い。なかには「夫が(セックスに)無関心」「配偶者に性的魅力を感じないから」といった記述もあった。
また、これまでのセックス時、「自分や相手がED治療薬を服用したことがあるか」の質問に対しては全体の5.7%が「使用した」と回答。バイアグラの使用率がもっとも高いことも分かった。購入先は「医療機関の受診による入手」は66.7%という結果だった。続いて、「インターネットで購入」が16.7%、「友人・知人から入手」が13.3%となっている。
浜松町第一クリニックの竹越昭彦院長は「当クリニックにも毎日、若い方から高齢の方まで、多くの人が来院されています。ストレス社会に生きていく上での精神衛生的な観点からも、男女共にもっと積極的に性生活を営まれてはいかがでしょうか」とアドバイスしている。
調査期間は2013年9月19日から23日までで、調査の対象としたのは関東在住の20~40代の男女671人。