消費税"盛る"前にコスメ買いだめ 上がった後は購買意欲大幅ダウン?
来年4月に消費税率が8%に引き上げられることを受け、ギャル達の間では不満や反発の声が高まっています。
以前のコラムでも書かせて頂いたように、ギャル達の約9割が消費税率アップに反対であり、さらには増税よりも政治家の議員報酬カットを求める声や政府の無駄遣いを徹底的に阻止するべきといった声が強いといったこともお伝えした通りです。
CHANEL、Vuittonに駆け込み需要
盛りアイテムは買っておかないと…
では増税が実施されると、ギャル達の消費にはどのような影響を及ぼすのでしょうか。
彼女らが増税前に購入しておきたい物について調査してみました。
【増税前に購入しておきたい物は?】
1位 コスメ…23.2%
2位 特に何も買いたいと思わない…15.9%
3位 ハイブランド品…15.5%
4位 洋服…12.6%
5位 電化製品…10.6%
6位 生活消耗品…6.8%
7位 家具…6.3%
8位 食料品…4.8%
9位 携帯電話…3.9%
10位 宝石…0.4%
ギャルの日々に欠かせない「コスメ」が23.2%で首位に登場。
毎日使用する消耗品であることから増税前に大量に購入しておきたいと思う声が相次ぎ、1位に選ばれました。中でもつけまつげ、アイシャドウ、リップといった盛りに欠かせないアイテムが対象となりそうです。
続いて2位には、税率アップを冷ややかにに受け止めたことで「特に何も買いたいと思わない」といった回答がランクイン。生活防衛意識が高まったようでギャルばかりか若者一般の意識として消費マインドが冷え込みが進みそうなことが伺える結果となりました。
しかし、そんな声がありながらも増税前に買った方がお得と言われる高額商品の「ハイブランド品」が3位に…。その中でもギャルに人気の高い「CHANEL」「Louis Vuitton」といったブランド品の購入を今から計画している子もいるようです。
4位には首位の「コスメ」と同様にギャル的盛りアイテム「洋服」が登場。
ただギャルファッションは流行のスパンが短いことから「コスメ」のように大人買いをするのではなく、好きなブランドを狙って消費するケースが多くなりそうです。
嫌消費世代
そしてようやく「電化製品」が5位にランクイン。
とはいえ、一般層から人気の高い「テレビ」「パソコン」ではなく、常に持ち運び出来る「iPod」「コテ」「デジカメ」といった「電化製品」の中でも比較的お得な物が対象に…。また、購入までにある程度のお金が必要なことから貯金を心掛ける節約志向がうかがえました。
また6位以降もトップ5と同様に、日用品・生活雑貨や高額商品が入り、少なからず駆け込み需要が増えそうですが、ギャル達のこれまでの生活スタイルから推測すると増税後はやはり、個人消費の冷え込みが予測出来そうです。
というのも、利便性のあるネット社会やSNSやブログなどのコミュニケーションで育ってきたギャルを中心とした若者は、商品への判断力がこれまで以上に向上しており、賢い買い物や損をしない買い方を覚えている傾向にあります。
特に最近の若者は嫌消費世代とも呼ばれ、他の世代に比べて収入に見合った消費をしない心理的な態度を持っていると言われていることから、この増税によっては若達の購買意欲が下がる可能性は大きいと考えられます。
「特に何も買いたいと思わない」といった回答が2位にランクインしたのも、その予兆を意味しているのではないでしょうか。
増税後は一時的な景気浮揚効果は期待されていますが、果たして安倍首相が表明したように日本経済は再び成長軌道へと回復することが可能なのでしょうか。そして増税において私達ギャルを中心とした若者の生活にはどのような影響を及ぼすのでしょう。
ランキングとともに引き続き注目していきたいと思います。
GRP編集長・まぁ~さ