「思い出話」が親子のコミュニケーションに好影響 NTTコミュニケーションズ調査
2013-10-04 08:05:12
NTTコミュニケーションズは「両親への関心と親子関係に関する調査」結果を公表した。家庭にある写真アルバムや、VHSなどのビデオテープに録画された映像をデジタルデータに変換し、パーソナルクラウドサービス「マイポケット」に保管できる「思い出あんしん保管 for マイポケット」に関連したものだ。
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サービスをきっかけに見せ合ってみては
「両親への関心と親子関係に関する調査」結果を公表
それによると、親の青春時代の映像や写真を子どもに見せたり、子どもの幼少期の映像や写真を親子で共有したりといったことが、親子のコミュニケーションに好影響をあたえる可能性があることがわかった。
親の青春時代の映像や写真を見たことがある人は、見たことがない人に比べ、親と仲が良い人の割合が20ポイントほど高い。さらに、父親・母親ともに、親の人生を知っている人の方が、親を尊敬している割合が30ポイント高いという結果だった。
また、自分が生まれた時や幼少期の映像を見ることで、親への感謝の気持ちがわくと回答した人は、68.0%にものぼり、実際に、自分が生まれた時や幼少期の映像・写真を見た人ほど、親と仲が良いことも明らかに。
ただ、普段から仲がよければ映像や写真を見せ合うこともできるが、あらためて見せ合うのを「恥ずかしい」と思うような家庭も多い。その場合どういったタイミングで昔の映像や写真などを見せ合うのが良いのか。教育・育児ジャーナリストのおおたまさとさんはこうアドバイスしている。
「お盆や正月に、実家に行ったときなどが自然かもしれませんね。誕生日のような記念日でもいいかもしれません。あとは、古い荷物を整理しているふりをして、古いビデオをとりだして、『何が映ってるんだろう』なんていいながら、今回のサービスを利用してみて、それができたときに早速『見て見て』と家族を集めるとか。仲が良くなくても、古いビデオを見たりということなら、それほどハードルは高くないのではないかと思います。
そして、古いビデオを見ながら、ほんのちょっとお互いを大切に思う気持ちを確認するみたいなこともあると思います。仲が良くないからこそ、ほんのちょっとの勇気が必要なのかもしれません」
調査の対象としたのは15歳から29歳の男女600人で、調査期間は2013年8月28日から29日。調査結果は9月26日、公表された。