ネットに迷惑・バカ丸出し写真が横行 怒るギャル「キツイこと言うけど日本の恥!」
先月、コンビニエンスストアのアイスケースに従業員が入り、ソーシャルメディアを通じて大騒動となったのは記憶に新しいところ……。またそれを知ってか知らずか、今度は客がアイスケースに入り寝そべった画像を投稿するなど、まさかの行動に凍り付いた人も多かったのではないでしょうか。
その他、某遊園地において危険行為を行った写真をブログで自慢する者や、大量のバンズ(ハンバーガー用のパン)の上で寝転んでいる写真を公開したファストフード店の従業員、某弁当屋チェーンの冷蔵庫の中に入ったアルバイト店員など、今に始まったことでないとは言え、ここ最近インターネットでのバカげた行動は異常に目立つように感じています。
「(同年代の)ウチらまでイメージ悪くなるからマジやめて欲しい」
ダメでしょ
そんな軽はずみな彼らの行動に対し、ギャル達からも非難が集中しており、
『そんなことして何が楽しいの?ネットに投稿するなんてバカ丸出し。いや、イタイ…』
『自分がバカなことをしてるって気付かないのかって感じ。くだらな過ぎて付いていけないよね。キツイこと言うけど日本の恥!』
『炎上するような写真をわざわざネットで公開する意味!同年代がこんなことで目立ったりするとウチらまでイメージ悪くなるからマジやめて欲しい』
といった声が寄せられ、不謹慎極まりない彼らの行動にギャルも愕然としているのはもちろん、主に同世代による無鉄砲な行動が目立つことで自分達のイメージダウンへ繋がる恐怖すら覚えていることが分かりました。
では、なぜこういった炎上するような行動を彼らはネット上で公開したくなってしまうのでしょうか。
自分の主張を目立つ形で発信することに意味があるから…?
それとも世間を騒がせることで快感を味わうから…?
そんな疑問を解決すべく、同世代だからこそ分かるリアルな感情をギャル達に調査。すると、ネット普及によって現代の若者が抱える深層心理の一端が浮き彫りとなりました。
「かまってちゃんなんだよ」
編集部『なぜこのようなことをするのだと思う?』
ギャルA『面白い画像をアップするのが流行ってて、それに便乗して自分も人気者になりたいって思いが強いんだと思う。きっと最初は軽い気持ちだったと思うんだけど、つい歯止めが利かなくなっちゃって…みたいな』
ギャルB『注目を浴びたい気持ちは大前提にあるよね。あとは誰かにかまって欲しい気持ちの表れじゃない?「こんなことしてる自分を見て!自分の存在に気付いて!」ってね。かまってちゃんなんだよ』
ギャルC『それにコメントがくると嬉しかったりするから、さらに「俺、すげぇ~だろ!」ってアピりたくなっちゃうんじゃない!? 私達もネット世代だからとやかく言えないけど、ネットの世界って自分をコントロール出来ない人多いよね』
ギャルA『自分で自分をセーブが出来ないんだよね。特に掲示板とかって無記名だし、発言した人も簡単に特定出来ないから、何が良くて悪くて…って自覚を持てないんだと思う。一般の人達から見たら常識がないと思うことでもネットに依存している人には、その境界線が分からなくなっているのかもね』
このような意見を聞くことが出来、ネットの普及により便利で快適となる一方、常識や非常識の境界線が不明確になっていることや、ルールを知り、マナーを守り、そしてモラルを高めるといった規制があやふやになっている現実があることが分かりました。
また『コミュ障でリアルな自己アピール方法が分からない』と、直接会って話すといったリアルなコミュニケーションが苦手になっていることを原因に挙げる声も多く、だからこそ、彼らはネット上でアピールすることに必死になるのではないかと同世代のギャルは分析しています。
『説明しなくても分かるでしょ』は通じない?
つまり、ここ5年~6年でブログやSNSが若い世代の生活の基盤となり、コミュニーションの場や、物事を伝達するといった場がネット中心に変化していったことで、知らず知らずのうちにネットが判断の基準や依存の対象になっていると言えるのではないでしょうか。
もちろん、時としてネット社会が若い世代に強い味方になることは否定出来ませんが、今後ネットとリアルが境界線を飛び越え、さらにはネットユーザーの低年齢化が進行した時、この社会はどうなっていくのでしょうか。
『説明しなくても分かるでしょ』という暗黙のルールは通用せず、ネットでの常識やルール・モラルといった基準を一から徹底的に教えなくてはいけない盤根錯節な時代に突入したと言っても良いのかもしれません。
GRP編集長・まぁ~さ