「ままも族」娘はチャレンジ意欲が1.6倍 「母と一緒に楽しむ」あんな事こんな事

   母と娘が一緒に買い物・美容室やネイルサロンに出かけるケースが増加したとして、リクルートホールディングスでは、こうした消費をする母を「ままも族」と名付けた。「娘と一緒に『ママも』きれいになりたい!」といった意味合いで、同社では2013年のトレンド予測のひとつに挙げている。

   通信教育を手掛けるユーキャンでは「ままも族」と定義する対象を娘にまで拡大し、その実態を探ろうと、独身女性のライフスタイルおよび新たなこと・習い事へのチャレンジ意欲に関する意識調査を実施した。母親と同居している25~35歳の独身女性500人から回答を得た。

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「イエナカままも族」も実は多い


チャレンジしたい習い事

   母親と同居している25~35歳の独身女性の72.2%は、過去1年間に買い物や食事、美容院、旅行などに母親と一緒に行ったことがあるということがわかった。自由回答では「カラオケ」「コンサート」「ドライブ」などに母親と一緒に行ったことがあるという声もあり、母親と同居している独身女性の多くが、母親と行動を共にする「ままも族」だとしている。

   もっとも多い休日の過ごし方を質問すると、1位が「母親と自宅で過ごす」(30.2%)、続いて2位「友達と出かける」(17.4%)、3位「母親と出かける」(12.2%)となり、約4割は休日の多くを母娘で過ごしていると判明した。

   さらに、家の居心地について聞くと、「まあまあ居心地が良い」(53.4%)という答えが最も多く、次いで「とても居心地がいい」(28.2%)と回答し、約8割が「家の居心地がいい」と感じていた。家の中で母娘水入らずで過ごす「イエナカままも族」も実は多いことが浮き彫りになった形だ。

   習い事や新しいことに挑戦したいかという質問に、72.0%が「チャレンジしたい」と回答し、「ままも族」とそうでない女性で比較すると、「ままも族」のほうがチャレンジ意欲が約1.6倍高いという。

   また、これから母親と一緒に挑戦したい習い事について聞いたところ、1位「料理」、2位「エクササイズ・スポーツ」、3位「手芸」、4位「美容(アロマテラピー、ネイルなど)」、5位「パソコン」となり、料理や手芸など家でできるものが多かった。

   母親と一緒に行動、新しいことにチャレンジする理由を聞いたところ、1位は「好きなことが言えて楽」(82.0%)、2位は「金銭的援助」(47.8%)という結果に。「金銭的援助」の具体的な金額(1回あたりの平均)は、2500円未満が最も多く(37.3%)、2位2500円以上~5000円未満(16.0%)、3位5000円以上(11.3%)と続いた。

   その一方で、「習い事・新たに始めたい事に費やすことのできる金額(1か月平均)」は「5000円未満」と答えた人が7割を超え、多少なりとも金銭的援助が受けられることが、「習い事・新たなことに挑戦するハードルを下げることに繋がる」と分析している。

   調査は、2013年6月8日~10日に、インターネットで行われた。

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