アニメのED映像、視聴者に製作「お願い」 gdgd妖精s、データ無料配布

   TOKYO MXなどで現在放映中のアニメ「gdgd妖精s(ぐだぐだフェアリーーズ)」が、放映用のエンディング映像を視聴者から募集するというユニークな企画を実施している。

   2013年1月24日、ニコニコ動画上で告知したもので、映像作りに必要なキャラクターの3Dモデルや動き、楽曲データなど一式そろえ、特設サイトで無料配布している。

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採用作品はアニメ本編で放映


ニコニコ動画上に解説された募集企画告知ページ

   「gdgd妖精s」は2011年に第1期が放映されたCGアニメで、「低予算」を公言する独特のスタンスやシュールな映像・構成が評判を呼び、13年1月から続編となる第2期が放送されている。

   今回、同番組では実際のエンディング制作に利用したキャラクターの立ち絵CG、ダンスのモーション、背景、さらに楽曲など、映像作りに必要なデータ一式を公開、さらに3D映像制作用フリーソフト「MikuMikuDance(MMD)」のガイダンスまで付けて、この素材を使った新たな映像の投稿をファンに呼びかけた。視聴者に対しアニメ制作への「参加」を募る企画はいくつか例があるが、テレビ放映もされる映像をまるまる募集する、というのは珍しい。28日時点で、すでに50本近い作品が投稿されている。

   同番組の担当者によれば、日ごろニコニコ動画などにMMDを使って動画を投稿しているユーザーにこの企画を機に「gdgd妖精s」へ触れてもらい、そうしたユーザーを通じてさらに広い層に、作品を知ってもらうことを目指している。また、動画制作経験がない人も歓迎するという。

「MMDは扱いやすいソフトなので、一般の視聴者でも簡単に参加できます。みんなでアニメを『作って』ほしい」

   締め切りは3月13日まで。応募はニコニコ動画から。優秀作品は順次実際の放映で採用する。

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