ひとり鍋、イメチェンします! 「わびしい」から「オシャレで効率的」に
2013-01-11 02:26:33
「ひとり鍋って材料余っちゃうし、なんとなくわびしい感じがするんだよね」
先日、同僚とそんな話題になった。こうしたイメージを持っている人も多そうだが、その「誤解」解消に挑んだ一冊が出た。料理研究家・小林まさみさんの『とっておき!ひとり鍋』(扶桑社)だ。
小林さんは同著の中で、材料を余らせない「使いきりひとり鍋」というアイデアを打ち出す。ひとり暮らしの社会人でも実践しやすい、節約と満足感を両立できる晩ごはんを目指した。
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秘訣は1週間分の「まとめ買い」
『とっておき!ひとり鍋』(小林まさみ著、扶桑社)
しかし、材料を余らせないなんてことが可能なのだろうか。そのカギとなるのが、1週間ごとの「まとめ買い」だ。1週間分のひとり鍋に必要な肉・野菜などをあらかじめ逆算して購入し、小分けにして保存、素材を使いまわしながら週末までに使い切る。
実際に、同著掲載のレシピの一例を紹介しよう。
月:豚こまのみそすき
火:ブリのはりはり鍋
水:豆乳湯豆腐
木:チャンポン風鍋
金:凍り豆腐鍋
「えっ、5日間連続で鍋?」と思うかもしれないが、味付けとメインとなる具さえ変えれば、鍋はかなり味にバリエーションがつけやすく、飽きにくい。また豆腐や長ネギ、ミズナといったサブとなる素材は使い回しが聞くので、その都度買うよりも出費を抑えることができる。これが小林流の「使いきりひとり鍋」の特徴だ。
ほかにも同著では、「タラとアサリのポルトガル風鍋」「ギョウザのサンラー鍋」「エスニック風フライドチキン鍋」など、仕事帰りでも手早く作れ、かつ目新しい「オシャレ」なひとり鍋が全30品紹介されている。「非効率」「わびしい」というこれまでのひとり鍋観を変えてくれそうだ。
2012年11月30日発売。価格は840円。