高齢者の腰痛放置による危険性 患者実体験を紹介する動画が公開
2012-12-20 01:04:35
「年のせいと放置している腰痛は、実は骨折かもしれない」。日本イーライリリーは、動画「腰痛と骨折の危険な関係」を骨粗しょう症啓発サイト「イタみる」で公開した。骨粗しょう症による骨折について、他人事ではなく、自分や家族に関係ある身近な問題だと知ってもらいたいと、患者の実体験を紹介している。YouTube(ユーチューブ)で視聴することもできる。
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日常動作が原因で骨折していることも
骨粗しょう症啓発サイト「イタみる」
腰痛に悩む高齢者は多いが、それが骨粗しょう症による骨折が原因の可能性があるとはあまり知られていない。背中や腰の場合、重い荷物を持ったり農作業をしたりといった日常動作で椎体骨折することもある。ところが、痛みを感じながらも歳のせいだからと、骨折を疑うことなく過ごしてしまうケースがあるのだ。
動画には、2人の患者が自身の体験を語る。1人目の80代の女性は、背中の痛みや日常生活の不自由を感じながらも「歳だから仕方ない」と放置していた。ところが検査をしてみると、骨折していることが判明。2人目は70代の男性で、しりもちをついて激痛を感じたものの、最初の病院では骨折と診断されず、その後に起こった2度目の骨折で救急搬送。手術・入院を経て、結果的に要介護状態になってしまった。
2012年12月13日に公開された動画では、主治医の解説を交えながら、腰痛と骨粗しょう症による骨折の関係を伝える。状態が悪化してしまう前に、早い段階で適切な医療機関で診断・治療を受けることが重要という。動画公開サイト「イタみる」では病院検索が可能。