「新しい新しいiPad」か「8GBのiPad mini」か 発表控え情報錯綜
「iPad mini(アイパッド・ミニ)」の2012年10月23日発表が確実視されるなか、その詳細については情報が乱れ飛んでいる。
海外メディアでは流出した「型番リスト」とされる真偽不明のデータの解釈をめぐり、「新しい新しいiPad」、すなわち第4世代アイパッドが同時発表されるのではとの説も飛び出し、議論を呼んでいる。
iPad miniは全24種類!?
「iPad mini24種類説」を報じるAppleInsiderの記事
リストは米国時間10月16日朝、ニュースサイト「AppleInsider」と「9to5mac」が相次いで掲載した。ともに情報源は明かしておらず、また細部に相違点はあるものの、大筋において両サイトの伝える内容は一致している。
ただこのデータ自体は「MD510X/A P101 GOOD BTR A」といった暗号めいた英数字の羅列で、これだけでは意味を取りづらい。そのため、両サイトには180度違った結論が掲載されている。
「24種類のアイパッド・ミニが発売される」と読み解いたのはAppleInsiderだ。その解釈に従うなら、ストレージ容量が全4種類、2種類のカラーバリエーションがあり、さらに通信方法でWi-Fiのみ、携帯回線対応、LTE対応の3タイプに分かれるという。
現行アイパッドの容量ラインアップは16GB・32GB・64GBの3種類だが、AppleInsiderが正しいなら、アイパッド・ミニにはさらに廉価な8GBモデルが加わることになる。これは以前の「流出情報」と合致し、ある程度信憑性が高い。
あるいはiPad第4世代同時投入か
ただ通信方法が3タイプになる(これまでの商品はすべて2タイプ)との見方に対しては、米TechCrunchが「複雑すぎる」と反論している。
9to5macも同様の立場から、「アイパッド・ミニは12種類」と予想する。容量が3種類、カラーが2種類、そして通信方法が2タイプというのがその陣容だ。しかし、「流出」した型番は24種類。残りの12種類はどうなるのか。
そこで9to5macが唱えるのが、「第4世代アイパッド12種類を同時発表」説だ。ただ、いささか突飛な感は否めず、AppleInsider説に比べて支持は弱い。
発表まで1週間を切った。各メディアの「推理合戦」は、23日に向けますます過熱を続けそうだ。