アップル史上「最薄・最軽・最速」 画面も大型化「iPhone5」の実力

   米Apple(アップル)が2012年9月12日(日本時間13日未明)発表した新型スマートフォン「iPhone5」(アイフォーン5)。最大の特徴は、大型化した4インチのRetina(レティナ)ディスプレイだ。これにより、表示領域が広がり、アイコンの表示がこれまでの縦4列から5列に増える。日本では21日発売を予定し、14日から予約受付を開始する。

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厚さ・重量それぞれ2割減


新型スマートフォン、アイフォーン5を発表
「これまでで最も薄く、最も軽く、最も速い」

とうたい、アイフォーン4S(3.5インチ画面)から縦寸は伸びたものの、厚さは7.6ミリ、重量112グラムと、それぞれ約20%減らした。マイクロSIMからさらに小さいナノSIMに切り替えるなどして、全体の容量では約12%小さくなった。

   次世代高速データ通信規格のLTEにも対応したことにくわえ、CPUにはアイフォーン4SのA5チップと比べて「最大2倍」速いA6チップを採用。電力効率も考慮し、「高速」と「バッテリー持ち」を両立させた。バッテリーは、LTEでのネットサーフィン時と連続通話時が8時間、ビデオ再生で10時間持つ。

黒モデルは側面ボタン、背面のアップルマークまで黒一色に

   また、付属のイヤーバッド式ヘッドフォン「Apple Earpds」(アップルイヤーポッド)も新開発した。耳の形状を基準にデザインし、フィット感と安定性を高めた。耐久性と音質にもこだわり、「何万円もするような高級ヘッドフォンにも引けを取りません」と豪語している。

   ソフト面では、基盤となるiOS6を日本時間19日にリリース予定。変更点として、グーグルマップにかわる独自のマップ搭載やSiri(シリ)の強化、iCloud(アイクラウド)によるアップル製品との同期の改善などを発表している。

   ハードディスクの容量別に16GB、32GB、64GBモデルをラインアップする。カラーバリエーションは黒と白の2色展開を継続するが、黒については側面やボタン、背面のアップルマークまで黒一色に塗り上げるなど細かな変更がなされているようだ。

   なお、価格はまだ発表されていない。

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