どんな味なんだ?の青森新名物 その名も「味噌バターカレー牛乳どら焼き」
青森市内の和菓子店「菓子匠 松栄堂」が発売している「味噌バターカレー牛乳どら焼き」が人気を集めている。地元のB級グルメ「味噌カレー牛乳ラーメン」をモチーフに新しく開発された和菓子だ。
「甘いどら焼きに味噌やカレーがあうのか?」
餡の部分はややカレー色
味噌バターカレー牛乳どら焼きは、「青森スイーツ・ノベンバー2011コンテスト」(2011年11月)に照準を合わせて作られ、同コンテストで和菓子部門のグランプリを獲得、一躍有名となった。発売から2012年5月までのわずか半年で、累計販売数が1万個を突破した。7月の「青森県ふるさと食品コンクール」でもグランプリの「青森県知事賞」に輝き、地元を代表するお菓子となった。
このどら焼きを考案したのは松栄堂の代表取締役である畑中和紀さん。今までも「りんごどら焼き」や「コーヒーどら焼き」など変り種のどら焼きを作ってきたが、今回は周囲からも、「甘いどら焼きに味噌やカレーがあうのか?」などの不安の声があったと畑中さんは語る。
しかし、地元の名物である「味噌カレー牛乳ラーメン」を生かし、津軽みそなど地元の食材を使って、地元をPRできるどら焼きが作りたいと挑戦。
完成したどら焼きは、津軽みそやカレーの香りが効いておいしいと評判になり、商品化に成功した。
現在では、北海道など県外からの購入客のほか、九州からも取り寄せを希望する連絡が来るほどの人気を見せ、地元をPRするお土産としても定着しつつある。
また、畑中さんは11月に県内で開催されるスイーツコンテストに向けて、同じく青森県のB級グルメである「ショウガ味噌おでん」を生かしたどら焼きを開発中だ。
「味噌バターカレー牛乳どら焼き」の価格は1個140円、5個入り805円、10個入り1610円、15個入り2365円。
取り寄せる場合は、電話(017-743-1863)またはFAX(017-742-2420)まで。