「ドリンク冷やすなら氷」の時代、終わり? 冷蔵庫いらずの「缶」登場

   冷たいジュースを飲みたいが、暑い中わざわざ自販機やコンビニまで出向くのもおっくう――そんな夏に救世主が登場した。なんと、缶が自分で冷たくなってくれるというのだ。

   開発元の米ジョゼフ・カンパニーインターナショナルのサイトによると、この不思議な缶を使ったエネルギードリンク「WEST COAST CHILL」(ウェストコースト・チル)の販売を現地時間2012年8月6日から、オンラインストアで開始する。7月27日、ツイッターで発表した。

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「DRINK DIFFERENT」な体験


一見すると何の変哲もないふつうの缶のようだが・・・

   ウェストコースト・チルの缶は一見すると何の変哲もないふつうの缶のようだが、実は「Chill Can」(チルカン)と「Micro-Cool」(マイクロクール)と呼ばれる特殊な技術でつくられている。

   缶の底部はボタンがすえられており、これを押すだけで、3分ほどのうちに中の飲み物がキンキンに冷えた状態にまで下がるという。缶内部にしこまれた高圧状態の二酸化炭素を、ボタンを押すことで減圧・膨張させ、冷却するという仕組みのようだ。冷たさは、約30分間も持続するとしている。

   開発元は、この缶が「数年内に業界標準になるだろう」と強気なコメントをしており、アップルの「THINK DIFFERENT」ならぬ「DRINK DIFFERENT」な体験ができそうだ。

   7月31日現在、価格や送料等の詳細は公表されていない。

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