「いじめ問題」リアルなギャルの声 学校に突きつけたい「注文」とは
連日連夜、ニュース番組やニュースサイトなどで報道されている、大津市立中学2年の男子生徒がいじめを苦に自殺したとされる問題。
警察が学校や教育委員会を家宅捜索するといった異例の展開となり、日を追うごとに大きな問題に発展しています。
そこで、今回は、この問題をどう受け止め、どう感じているのか……
ギャル達のリアルな声を聞いてみました。
「学校も教育委員会も信じられなくなった」
いじめにNO!
色々な意見が飛び交っていますが、ギャル達の素直な生の声だと思い、読んで頂ければ幸いです。
まず、GRPにてこの問題をどう思うか調査したところ、
『本当に酷いと思った。いじめは最低。一人に対して卑怯』
『最低だと思った。自殺の練習をさせるとか頭おかしい』
『最低最悪。命を甘く見ている』
といった意見が寄せられ、陰湿ないじめが原因と見られるこの問題をギャル達も真剣に受け止め、憤りを隠せない様子です。
しかし、調査を続けると、「いじめた」とされる加害者側のことを問題視しているだけではなく、学校・教育委員会に対し、更に身を震わせるような感情を抱いていることが分かりました。
『学校も教育委員会もいい加減過ぎる。 仮にも人の上に立つ人達の言動ではないと思う』
『学校側の対応は適切じゃない。大事にならないように、なるべく穏便に済ませようと守っている。ってか、その行為が大事に至らせた』
『絶対学校はいじめを知っていたんじゃない?というか。先生がちゃんと把握しなければいけないと思う』
『大人が証拠隠しとか最低。そういう人に教育に関わって欲しくない。学校も教育委員会も信じられなくなった』
『いじめに気付いても手を差し伸べる教師なんていないと思う…ドラマや漫画の中だけ。いじめていた生徒にはもちろん罰を与えるべきだけど、教師も学校も何かしらの罰を受けるべきだと思う』
このように、学校や教育委員会に対し、とても沸き立つ怒りを覚えているようです。
「無記名式アンケートは月1で実施すべきだよね」
では、この件も含め、多発するいじめ問題について、ギャル達は今後、学校側や教育委員会にどのような対応や対処法を求めているのでしょうか。
引き続き調査を続けると、
『ウチの学校では一年に一度ぐらいアンケート調査があるんだけど、もっとやっていいと思う…決して無駄なことじゃないと思うから。それで学校側は事実をきちんと目のあたりにすべき。事件が起きてからじゃ遅いから…』
『あたしは今、もう高校卒業してOLだけど…。ぶっちゃけ会社で嫌なこともいっぱいあるんだよね。でも、それは周りに言えない。そう考えると学校であった嫌なことも、中々周りには言えないって思う。だから、アンケートとか目安箱とか…口で言えないからこそ、無記名式アンケートは月1で実施すべきだよね。言いたいことを口できちんと言える人ばっかりじゃないからね』
『ウチらって先生から判断されて学校側から通知表を貰うじゃん?学校側にも生徒から通知表を渡したいよね。あなたの学校は、生徒から見てこのぐらいの評価なんですって受け止めて欲しい。そこから学校はこうした方が良いとか改善策も生まれてきそうじゃん。生徒は先生から教えられる側でもあるけど、先生に教える側でもあると思う』
といった回答が寄せられました。
「先生・学校を生徒が評価する制度」求める声も
このように、定期的な学校アンケート実施や、先生・学校を生徒が評価する制度の導入について声があがってきたのには、理由がありそうです。ギャルたちは、生徒と「先生・学校・教育委員会」との間で、もっと情報や意見がスムーズに行き交い、相互の協力・支援・連携を深めることが、いじめ問題の解決につながるのでは、と感じているのではないでしょうか。
かつて「聖職」と言われていた「教師」ですが、今は生徒にどう向き合っているのでしょうか。いじめ問題のようなことが起きたときには特に、その真価が問われそうです。
みなさんはこの問題をどう受け止め、どう感じていますか。
GRP編集長・まぁ~さ