「京阪電車の顔」現役引退へ 旧3000系特急車最後の1編成

   京阪電気鉄道(大阪市)の1971年~1973年までに製造された旧3000系特急車のうちの最後の1編成が、2013年春に引退する。2012年7月5日、発表した。

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各種イベントや記念グッズの販売も


旧3000系特急車(現在は8000系30番台に改番)

   旧3000系特急車は、冷房装置やカラーテレビ、世界初の一斉自動転換式クロスシートといった特急車両ならではの最先端のサービスを新造当初から随所に導入するとともに、1995年には編成中の1両をダブルデッカー(2階建て車両)に改造するなど、「京阪電車の顔」として人気の高い車両だ。

   この旧3000系特急車の引退にともなって、各種イベントや記念グッズの販売を実施する。

   第1弾として、記念乗車券「3000系特急車 最後の夏 京阪線1日乗車券」(大人1200円、子ども600円)を夏休み期間中(7月21日~9月2日)に発売するほか、記念乗車券の購入者を対象とした「旧3000系特急車 往年の停車駅めぐり シールラリー」の実施や、これまで旧3000系特急車が掲出したヘッドマークをデザインした「旧3000系特急車 想い出のヘッドマーク コースターセット」(1000円)の発売も予定している。

   そのほか、旧3000系特急車の運転予定時刻やイベント情報などを掲載した特設ウェブサイト「旧3000系特急車 ―ラストランに向かって― 」も7月5日に開設されている。

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