ゆるキャラが就農!? 宇都宮市内に「ミヤリー農園」誕生

   栃木県宇都宮市の特別PR担当を務める、ゆるキャラ「ミヤリー」が市内の体験型スローライフパーク「ろまんちっく村」内に設けられた「ミヤリー農園」で野菜の栽培に挑戦することになり、開園日の2012年6月27日、記念のセレモニーが行われた。

   ミヤリーは2006年に誕生した、宇都宮市の花「サツキ」の冠をかぶった妖精がモチーフのキャラクターだ。肥沃(ひよく)な農地や水源に恵まれ、トマトやイチゴ、米などの産地として知られる宇都宮市の農業をPRするため、今回の企画がスタートした。「宇都宮市のイメージ」を高めていこうと同市が取り組んでいる「都市ブランド」戦略の一環だ。

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野菜も「都市ブランド」も育てたい


農作業スタイルのミヤリー

   セレモニーでは「耕せば愉快だ宇都宮」のロゴが入ったミヤリー仕様の農業小屋がお披露目され、麦わら帽子や長靴など農作業の格好に身を包んだミヤリーが、ろまんちっく村・農場チーフの菊地弘美さんの手ほどきを受けながら慣れない手つきで、約35アールの畑で、鍬入れや苗の植え付け、水やりなど、トマト・キュウリ・ナス・ニラなど夏に旬を迎える野菜の栽培に勤しんだ。

   収穫された野菜は「ミヤリー」のオリジナルブランド野菜として市内外で発売されるほか、名物の「宇都宮餃子」とのタイアップなどが予定されている。また「ろまんちっく村」では、9月から、「道の駅」として認定されるのを記念し、ミヤリーの野菜を使ったオリジナルメニューの提供も行うという。

   「ミヤリー農園」を企画する宇都宮市都市ブランド戦略室の篠原永知さんは、

   「宇都宮の農業を応援したい。活動を通じて、多くの人に宇都宮の農産物や、就農にも興味を持ってもらいたい」と語り、今後の広がりに期待を見せた。

   「ろまんちっく村」は一部入浴施設などを除き、入場無料。ミヤリーの農作業や野菜の生育の様子は、農園に併設されたミヤリー小屋で順次掲示されるほか、公式ブログ「ミヤリー日記」(http://miyacafe.jp/)でも公開される。

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