バーチャルセッションや5画面での合唱も! 「JOYSOUND f1」の登場でカラオケが変わる
エクシング(名古屋市)は、業務用通信カラオケ「JOYSOUND」の最新機種として、「JOYSOUND f1(ジョイサウンド エフワン)」を開発し、2012年6月に発売する。同社では、カラオケボックスなどのデイ市場、スナックなどのナイト市場に向けて拡販し、年間1万5000台の販売を目指すという。
「JOYSOUND」と「UGA」の技術&ノウハウ結集
「JOYSOUND f1」(正面)
5動画にグレードアップした「コラボ動画」
「JOYSOUND」と「UGA」両ブランドが培ってきた技術とノウハウを集め、音楽の新たな楽しみと広がりを提案する次世代プラットフォームとして生まれた「JOYSOUND f1」は、業界最高水準の音源と鮮明さ、そして迫力を追求したフルHD映像の採用により、音や映像のクオリティーを飛躍的に向上させた製品に仕上がっている。
業界最多の20万曲という楽曲の搭載数もさることながら、「JOYSOUND f1」には多くの特長・新機能が盛り込まれている。まずは、最大5動画によるコラボ対応だ。同社では、2012年5月に会員数700万人を突破したカラオケ・ソーシャルメディア「うたスキ」を運営しているが、そこで人気のバーチャルデュエットが楽しめるサービス「コラボ動画」を、従来の2動画から5動画にグレードアップ。大人数の合唱やダンスと歌によるコラボなど、ユーザーの工夫次第で楽しみ方が一気に拡大した。
また、楽器演奏を支援するという業界初の機能の搭載も特筆すべき点で、周辺器機「サウンドエフェクター(GB-1)」にギターやベースをつなげることで、その音色を雑音なく録音することができる。さらに、ギターの演奏者をサポートする「ギターチューナー」や「楽器エフェクター」、カラオケ演奏に合わせてコードを自動表示する「ギタナビ」といったアプリケーションも充実しており、ギターの自主練習はもちろん、離れたユーザー同士でのバーチャルセッションやバンド演奏なども「コラボ動画」機能を用いれば可能となる。
「メーカー(ブラザー工業)が培った技術が担保された商品」(エクシング・吉田篤司社長)という「JOYSOUND f1」。5月10日、都内で開かれた記者発表会で同社の水谷靖・音楽エンタテイメント事業領域統括部長は、
「『JOYSOUND f1』の発売により、歌うだけの世界から楽器との融合へと楽しみは広がります。今後は、さらにモバイル上にあるサービスやSNS、『うたスキ』などとも連携させて、たくさんのエンターテインメントを提供できるベースにしていきたい」と抱負を語った。