ついに完成スカイツリー 見上げながらの下町ぶら歩きはいかが?


『歩き味わう歴史ガイド江戸東京味の散歩道』(嵐山光三郎・著)
山川出版社

   東京スカイツリーが2012年2月29日、ついに完成の日を迎えた。5月22日の開業日を前に、スカツリ・フィーバーはますます加熱の兆しを見せている。 ところでスカイツリーが建てられた東京・墨田区といえば、昔ながらの下町の風情を残す一帯だ。本格的な混雑が始まる前に、真新しいスカイツリーを見上げながら、タモさんよろしくぶらり町歩きなんてのも悪くないかもしれない。

   山川出版が11年12月に発売した『歩き味わう歴史ガイド 江戸東京味の散歩道』は、作家や落語家など街歩きの達人が老舗の味を紹介する内容で、そんなぶら歩きのお供にぴったりの一冊だ。
   荷風の通い詰めた店、池波正太郎が愛した味など、読んで、見て、歩いて楽しい老舗の数々を余すところなく紹介している。
   寿司は幕末に生まれてたちまち大流行した、江戸へ人々が流行したことで食の主流がうどんから「そば」に変わった、そして「東京」誕生後の洋食の発展など、明日人に話したくなるような内容が目白押し。「散歩の達人」に聞く江戸逍遥のコツも見逃せない。もちろん、スカイツリーお膝元のおススメスポットもしっかり掲載されている。料理と史跡を満載した江戸の味の決定版だ。

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