一億総うつ病化社会、あなたの近くにも「うつの芽」が……
2012-02-29 08:19:20
「うつ」は身近な病気、というのは今や常識になりつつありますが、それでも私たちは「自分には大丈夫」とついつい考えがちです。しかし、「うつ」の第一歩となるいわば「うつの芽」は、私たちの暮らしのすぐすぐそばに隠れています。
「なぜか上司に怒られる、なぜか愚痴ばかり言ってしまう……」「どうしてすべてがうまくいかないのだろう」「自分とあの人とは、どこが違うのだろう」――。もしあなたがそう思っているとしたら、うつ病の一歩手前のうつ状態の可能性が。
本書では日常生活にありがちな出来事や感情に焦点を当て、そこに潜んでいる「うつの芽」ともいえるうつ状態を中心に解説しています。
精神科医である著者・田中和秋さんは、医療法人社団三恵会西ヶ原病院院長として気分障害、統合失調症の薬物治療を中心に、副作用を極力避ける治療を目指している人物です。治療経験をもとに、症状別の対処法も掲載しており、読んだあと心がスーッと軽くなる、まるで処方箋のような一冊です。
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